株式レポート

先週の日経平均のマーケット情報(2020年05月31日~2021年06月04日)

日経平均のレンジ

05/31(月)06/01(火)06/02(水)06/03(木)06/04(金)
始値29,019.4528,998.6528,730.8128,890.3928,901.42
高値29,147.7129,075.4729,003.5529,157.1628,991.24
安値28,791.6028,611.2528,565.8328,879.1528,764.68
終値28,860.0828,693.9728,946.1429,048.2828,941.52
前日比-289.33-166.11+131.80+102.14-116.59

 先週の月曜日の日経平均株価は、アノマリーどおりに反落となった。前週末のニューヨークマーケットは、3指数揃っての堅調な引けであったが、日経平均株価は反落してのスタートとなり、10:20過ぎには、29,000円を静かに割り込み、前場引けにおいてもこの水準を上回ることなく推移し、後場においては28,850円を挟んでの±50円のレンジでの推移となり日通しで前日値を上回ることはなかった。この日のトピックとしては、日経平均の下げに対して、日経平均採用銘柄の値下がり銘柄は、92%と圧倒的に多く、全体感に関しては、78%の銘柄が下げ業種別に関しては、値上がりした業種は海運業のみ、わずか1業種となった。また、TOPIXの下げ率の方が日経平均株価を上回り、NT倍率は拡大し、終値ベースでは14日ぶり15ポイント台乗せとなった。東証1部の売買代金は概算で2兆2400億円と売買代金は盛り上がりに欠けた。

 先週の火曜日の日経平均株価は、続落となった。前日のニューヨークマーケットが休場であったことで、手がかり材料難の中、寄り付きこそ月末月初アノマリーを見越しての買い物を集め、寄り付き直後は、一時29,000円の大台を回復する場面も見られたが、寄り付きのお祭りは、わずか5分で終了し、真っ逆さまにマイナスレンジへのシフトが見られ、一旦反発局面も見られたが、10:30過ぎには、さらに一段安29,700円を割り込み、前引けは結局、29,700円割れでの引けとなった。後場はレンジとしては、28,700-28,800円付近での動きとなり、結局大引けは、前引けより100円程高い水準での引けとなった。その一方で、TOPIXはトヨタが連日のLH更新の動きとなり、この日のTOPIXの上昇寄与の半分以上となり、インデックスの上昇に一役をになった格好だ。全体感としては、約62%の銘柄群が上昇となりもちろんTOPIX自体も上昇となったことで、NT倍率はタイトニングとなり15倍割れとなった。25日騰落レシオも急上昇となり96ポイントオーバーとなった。しかし、東証1部の売買代金は概算で2兆0400億円とわずかに2兆円を上回る程度に留まり、TOPIXがしっかりしていた割には、興ざめな出来高であった。

 先週の水曜日の日経平均株価は、3日ぶりに反発となった。ニューヨークマーケットは、3指数ともに高値圏での膠着状態となったことで、日経平均株価も反落してのスタートなり、寄り付き直後28,500円台まで売り込まれた後は、昨日とは一転すぐさま折り返しの動きをみせ10時前にはプラス圏に浮上し、29,000円の大台にあと一歩に迫る動きとなった。後場においては、寄り付き直後に、29,000円の大台を奪還するも、その後は、28,900-29,000円のレンジでの膠着状態となるも大引けでは29,000円を回復することはなかった。この日もトヨタはLHを大きく更新といった力強い相場展開のもとTOPIXの戻りが大きく、NT倍率は昨日に続いてタイトニングの動きとなった。TOPIXが上昇した割には、値上がり銘柄は57%に留まり全面高とまでには至らなかった。また、新安値銘柄が新高値銘柄を上回る状態となっていた。東証1部の売買代金は概算で2兆7700億円と3兆円には届かな状態となるも昨日よりは上回った。

 先週の木曜日の日経平均株価は、2日続伸となり29,000円を回復しての引けとなった。ニューヨークマーケットは、小動きながらも3指数揃っての上昇となって引けていたが、日経平均株価は、小幅に反落しての寄り付きとなるも数分で29,000円の大台を回復しその後は、大引けまで29,000円の大台を意識した動きとなり下回ることはなかった。この日も主役はトヨタで連日のLHの更新と日経平均に対してTOPIXは、2倍の値上がり率となり、NT倍率は昨日に続いてタイトニングの動きとなった。日経平均株価が29,000円でもたついた動きをする中、TOPIXは戻り高値更新となり、5月の高値の奪回となった。25日騰落レシオも98ポイントへ急上昇となった。東証1部の売買代金は概算で2兆6100億円と前日よりやや減少となるも2兆円半ばをキープした格好となった。

 先週の金曜日の日経平均株価は、3日ぶりに反落となった。前日のニューヨークマーケットは強めの雇用関連指標の発表で上下動大きな動きとなり、NYダウは下げ幅を縮小するもマイナス圏での引けとなったことで、日経平均株価も反落スタートとなるが、28,800円を割り込んだ後は、下げ渋りの動きを見せた。しかし、昨日とは、一転して29,000円の大台がレジスタンスとして意識され、限りなく接近する局面が見られたが、終日回復することなく大引けをむかえた。その一方でTOPIXは、前場はマイナス圏での動きとなるも、後場は、前日値を挟んだ動きとなり、結局、4連騰となり大引けをむかえた。この日もTOPIXの上昇に大きく貢献したのは、トヨタで4日連続してLHの更新の動きを見せた。日経平均株価は、今週は大きく上下に触れるも結局週間ベースでは約200円程度の下落となった。全体感としては、TOPIXが底堅い動きとなったことで、上昇銘柄が膨らみ、6日騰落レシオは140ポイント超に跳ね上がった。東証1部の売買代金は概算で2兆3600億円とこの日の雇用統計の見定めムードに売買代金は盛り上がりにかける展開となった。


《今週の想定レンジ28,500円-29,500円》

 今週の日経平均株価について、まずは先週の動きを振り返ると週足としては、先々週のロウソク足に対してはらみ線でコマ状の陰線となり、週間べースでは約200円程度の下落となった。トヨタに代表されるTOPIX型の銘柄群の上昇によって、週間ベースでもTOPIXは、上昇となるも日経平均株価はザラ場においては、29,000円を回復する場面も見られたが、週末引値においては回復することができなかった。また、13週MAも上回ることができなかった。今週のトピックとしては、TOPIX型銘柄群のしっかりとした値動きで、NT倍率は急速なタイトニングの動きを見せた。また、投資主体別動向においては、外国人投資家が3週間ぶりに買い越しの動きを見せたこと、証券自己に関しては、6週間ぶりにこちらも買い越しの動きとなった。5月中旬からの戻りのリード役となったマザーズ指数は、週間べースにおいては、大幅調整の動きとなった。

今週の相場展望

 今週の最大の注目点としては、需給面では6月11日にメジャーSQ到来とあって外資系証券会社のポジショニング次第で上下に触れやす相場展開か?先週末は29,000円の大台を回復できずに取引終了となったが、ポイントとしては29,000円を挟んで、外資の撃ち合いがキーとなるものと思われる。一方で、先週末、久しぶりに注目となった5月の雇用統計であったが、非農業部門雇用者数が前月より大幅に改善したものの、市場予想ほど強くなかったことで、過度なインフレ懸念の後退にともない、米国長期金利が大幅に低下となり、グロース株に対する買い戻しの動きが広がり、三度戻りを試す展開となってニューヨークマーケットが終了したことで極端なダウサイドリスクはひとまず後退となった。しかし、FRBは先週のアナウンスメントにおいて、セカンダリーマーケット・コーポレートクレジットファシリティー(SMCCF)」について、社債ポートフォリオの段階的な売却を開始する計画を発表したことで、事実上のテーパリングは開始されており、来週に控えるFOMCの動向に注目が集まるところとされる。先週のマーケットの特徴としては、トヨタ自動車の牽引に伴い、NT倍率が週間を通して、急速なタイトニングの動きを見せたが、リード銘柄のトヨタ自動車は、10,000円目前となっており、4/30からのアップトレンドが継続中であるが、25MAからの乖離率はすでに13%に達しており、そろそろ一旦ピークアウトすることも想定され、先週までのようなトヨタ頼みの相場には限界も想定される。


今週の経済指標は、こちらをご参照ください。

http://www.foresightbusinessjp.com/4_1_news-today.html




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