株式レポート

先週の日経平均のマーケット情報(2020年07月26日~2021年07月30日)

日経平均のレンジ

07/26(月)07/27(火)07/28(水)07/29(木)07/30(金)
始値27,990.4727,911.9327,674.9927,722.6127,677.89
高値28,036.4728,036.2327,809.8627,798.0527,699.35
安値27,786.4427,862.6927,466.9927,663.4127,272.49
終値27,833.2927,970.2227,581.6627,782.4227,283.59
前日比+285.29+136.93-388.56+200.76-498.83

 先週の月曜日の日経平均株価は、2日続伸となるも28,000円台は重くかつ、日足は陰線となった。前週末のニューヨークマーケットの好地合いを受けてギャップアップのスタートなり、数分後には、28,000円大台も回復となったが長くは続かず、トレーディングレンジとしては、27,900-28,000円での膠着状態となった。後場はスタート直後からトレーディングレンジを100円程度切り下げての展開となり200MAを意識した動きとなり、この日の動きとしては、サポートとして機能し、大引けならびにザラバにおいてもブレイクすることなく推移となった。ただ、ドル建て日経平均株価ベースにおいては、またもブレイクした状態での推移となった。東証1部の売買代金は概算で2兆2400億円と2兆円は維持するも閑散な状況に変化はみられなかった。この日のトピックとしては、ソフトバンクGがYLを更新し、2%強の下げとなってインデックスを約33円押し下げる結果となった。

 先週の火曜日の日経平均株価は、3日続伸となるも28,000円は重くクリアできず。前日のニューヨークマーケットの地合いを好感してジャンプスタートとなり、前場は一時28,000円をクリアする局面もみられたが、前引けにおいても、後場引けにおいても、クリアできず結局引値においては、28,000円を上回ることができなかった。ただ200MAはキープしての引けとなったが、ドル建て日経平均株価は依然として200EMAをクリア出来ておらず、この日で6日連続200MAを下回っての推移となっていた。東証1部の売買代金は概算で1兆9900億円と2兆円には届かず。まさに「閑散に売りなし」と言った状況で方向感がない状況が引き続き継続している。トピックとしては、日経平均株価は、上値の重い状況が引き続き続いているが、TOPIXな堅調な動きを続けており、NT倍率がYLを更新し、大引けベースにおいて14.43ポイントとなった。NTショート筋の堅調さが伺える状況が継続している。翌日は7月の権利付き最終売買日となって、週前半が堅調に推移したことで、週末アノマリーがいきるのか?否か?に注目が集まっているようであった。

 先週の水曜日の日経平均株価は、4日ぶりに大幅反落となった。前日のニューヨークマーケットは、3指数揃っての軟調な推移となったことで大幅ギャップダウンでのスタートとなり、前場は果敢に200MAを意識した動きで27,800円台を回復する局面もみられたが、前引けにかけて200MAをレジスタンスとして意識する動きに転換した。後場においては、14時過ぎに向けてジリ安の展開となり、ポイントとなるレベル27,500円をブレイクするも大引けにかけては、このレベルを意識した買い物も入りインデックスは大引けにかけ、この日のボトムから100円程度切り返しの動きをみせ大引けにおいては、27,500円をキープしての引けとなった。この日のトピックとしては、国際通貨基金(IMF)の2021年の経済成長率見通しで米国を前回予測から0.6ポイント、ユーロ圏を0.2ポイントそれぞれ上方修正した一方で、日本は0.5ポイント引き下げたことにより、昨今アナリスト日本株の出遅れをしてする向きがみられたが、根底からこの指摘を打ち砕く見通しが発表されたことで、マーケットはこのニュースを織り込みにゆく動きが始まったとみられる。東証1部の売買代金は概算で2兆2000億円と2兆円をキープするも閑散に売りなしから、薄商いの中の売り物に押され値幅が意外に拡大したのがこの日の動きと言える。さらに、この日もNTショート勢にフォローの風が吹きNT倍率はYL更新となりタイトニングがすすんだ。一方で、新興市場のマザーズ指数は強烈に売り込まれる展開となり-3.48%安と大引けにおいて1,100ポイント割れとなった。

 先週の木曜日の日経平均株価は、一転反発となるも辛くも200MAがレジスタンスと機能した。前日のニューヨークマーケットは、3指数まちまちの動きとなるもNASDAQ指数の反発を好感して日経平均株価はギャップスタートなり戻りを試す相場展開となるも、この日は200MAをクリア出来ずに終日レジスタンスとして機能し、上値を抑えられた展開となった。後場に入っては前場のトレーディングレンジ内での動きとなり、レンジとしては、この日のレンジの高値から約50円レンジとしては、27,750-27,800円の非常に狭いレンジの動きとなった。この日のトピックとしては、日経平均株価の騰落は109vs112と値上がりと値下がりの差は、わずかに値下がり銘柄3銘柄多かったにも関わらずインデックスとしては200円の上昇となった。この要因としては、上昇寄与度の上位群がああユニクロ、東京エレクトロン、ファナックなどの値嵩株が考えられる。また、このことでこの日のNT倍率はワイドニングとなった。さらにこれらの銘柄群が売買代金の上位になったことで、東証1部の売買代金は概算で2兆5700億円と2兆円を大きく嵩上げして引けとなった模様だ。さらに注目すべきポイントは、大引け後に発表となった投資主体別動向で外国人投資家は3週間ぶりに約3,130億円と大幅に売越しとなっていて、7月累計においても約1,900億円の売越しとなった模様だ。

 先週の金曜日の日経平均株価は、予定通りに大幅反落となりアノマリーは依然として健在のようであった。前日のニューヨークマーケットは3指数揃っての堅調な動きとなっていたが、もはやcorrelationのないマーケットとは比較するのも値しないのかもしれない。悲しいかな、下落時のcorrelationは引き続いていて高い。前場は100円程度のギャップダウンのスタートとなり、11時に向けてジリジリと下げ幅を拡大し27,300円割れの水準にまで売り込まれ、その後の動きとしては、前引けにかけて買い戻しの動きが入り100円程度の戻しとなり、27,400円台での引けとなった。後場に入っては、前ひけの水準を回復することなく概ね27,300-27,400円のレベルでの攻防戦が続き、大引けにおいては、27,300円割れで取引終了となった。この日も日経平均がTOPIXよりも大きく売り込まれ、NT倍率は急速にタイトニングの動きとなり14.37ポイントでの引けとなった。さらにマザーズ指数も強烈な下げとなり-2.63%の下げとなり1,100ポイント割れとなった。東証全般において、閑散相場の中、売り物がかさみ、東証1部の売買代金は概算で2兆8400億円と前日比では大幅に売買代金が膨らんだ。この日のトピックとしては、好業績の決算発表にも関わらず売り込まれる銘柄が多く散見される中、ランチタイムに決算発表をおこった商船三井が今期経常を59%上方修正・14期ぶり最高益、配当も400円増額の発表を受けて、後場寄りから一気に値を飛ばし、大型株にも関わらず大引けにおいては12%高となった。しかし、225のインデックス寄与度はわずかの2円に止まった。値幅にして600円強も値上がりしているのにも関わらず、2円の寄与とは納得いかな感が漂っていた。業種別においても海運とゴム製品の2業種のみが値上がりとなった。


《今週の想定レンジ27,000円-27,700円》

 今週の日経平均株価について、まずは先週の動きを振り返ると週間ベースでは、約260円程度の下落となり、実体線が760円程度の陰線の示現となった。これで5週連続の陰線となり、再び並び黒の出現で、比較的強めのダウンサイドへの暗示のロウソク足の出現となった。5月の安値も下回り、下値切り下げの展開が顕著に現れた格好だ。また、週足についで月足も確定となり、こちらも実体線が約1,600円程度の大幅な陰線が出現となった。来週に関しては、27,000円の大台が非常に重要視されポイントになるものと思われる。

今週の相場展望

 今週より名実ともに実質8月相場入りとなる。相場格言に「二日新甫」は荒れるとあるのと、パフォーマンスにおいてももっとも悪いとされる月でもあり、警戒モードで望むことが要求される月となる。テクニカル的に見ても、中長期ダウントレンド入りのサインが明確に点灯していることもあり、リバウンドは期待されるものの戻りの絶好のタイミングとなるので上昇時はポジションを軽くすること、間違ってもあや戻しでの相場へのエントリーは禁物とされる。先週末のニューヨークマーケットの状況は、3指数揃っての下落となっているが、CME225の引けが東京マザーマーケットの引けの水準よりも高く終了していることで、月曜日は反発してのスタートが期待されるものの先に述べたようにトレンドは明確に下、故に、ロングからのエントリーには要注意としたい。

 次に、決算発表が来週だけで1100社以上予定されており、決算を見定めての投資が得策で、ここもと好決算銘柄でも売られる地合いの背景には、高水準にまで積み上がった信用残がポイントになってくると思われる。その証拠に好決算においても下落となっている銘柄の信用の取り組みを見てみると、過去との信用残の比較をしてみると一目瞭然で信用残が悪化しているものが多く散見される。唯一例外としては、海運業があげられる。特に先週決算発表を終えている商船三井は決して過去の信用残比で見てみると、ここもとは信用残特に買残が爆発的に積み上がっているのにも関わらず、YHを更新しての引けとなっており、まさにこのトレンドはいつまで続くのかという状況にまでなっている。インデックス採用銘柄でかつ個別銘柄で12%以上も上昇となっているにも関わらず、インデックスへの寄与度は極めて低くわずか2pointの押上効果にしかなっていないのは、非常に残念に思える。また、逆に8%強の下げとなった富士通は8pointの押し下げ程度に止まっているのは幸いな事と言える。さらに、スーパーブルチップのキーエンスなどは、インデックス225採用ではないので、いくら上昇しても悲しいかなインパクトがない点である。金曜日に関しては、キーエンス上昇はTOPIXの第一位となっているが、寄与度はわずか1.74pointに止まっている。ただ、キーエンスの個別信用残の推移をみると極端に信用残の整理が進んでおり、需給は非常に良い状況と言える。また、先に述べた需給の悪い例としては、アドバンテトのように24期ぶり最高益、未定だった上期配当は12円増配の好決算で、決算発表後、一旦は上昇となるも全体の地合いにもよるが、翌日には反落となりたとえ決算に反応しても続かないのが、現在の相場の特徴と言える。

 気をつけたいポイントとして、米国株とのCorrelationは現状崩壊しているが、米国株の調整には、きっちり反応することから、ここもと高値圏でのroller coaster相場となっている米国株の動きには、最大限の注意を要するものと思われる。先週は無難にFOMCを乗り切ったが、今週発表の経済統計は要警戒モードとされる。PMIやISM並びに週末には雇用統計を控えており、ファンダメンタル面からも積極的に上値を買う理由がまず見つからないといったところが現状と言える。

 最後に、来週がSQとあって思惑的な動きには要注意の中、27,000円を大きく下にブレイクした際は、週足一目均衡表の26,700円が雲であることからサポートとして機能するのか?否か?を見定める重要なポイントにさしかかる。今週以降、雲に突入となれば、戻りはさらに鈍くなるものと思われる。また、この水準までの下落となると、もう一つの注目点はTOPIXの1,860ポイントとなる。この水準は、TOPIXの200MAの水準でもある。


今週の経済指標は、こちらをご参照ください。

http://www.foresightbusinessjp.com/4_1_news-today.html




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