株式レポート

先週の日経平均のマーケット情報(2020年08月16日~2021年08月20日)

日経平均のレンジ

08/16(月)08/17(火)08/18(水)08/19(木)08/20(金)
始値27,806.1127,666.9427,418.0827,398.5827,238.45
高値27,833.2127,750.3927,671.5727,504.8027,316.79
安値27,427.3827,424.4727,347.7727,255.5826,954.81
終値27,523.1927,424.4727,585.9127,281.1727,013.25
前日比-453.96-98.72+161.44-304.74-267.92

 先週の月曜日の日経平均株価は、3日大幅続落となり、週足の一目均衡表の雲に突入となった。もはや述べるまでもないが、前週末のニューヨークマーケットは、LHを更新する指数もあり堅調な動きとなっていたが、日経平均株価は、ギャップダウンでのスタートとなり、前場で27,500円のレベルをブレイクして前引けにおいては、割れての引けとなった。後場に入っては、この27,500円を挟んでの狭いレンジでの取引となった。日経平均の騰落は19vs205とほとんど銘柄値下がりとなり、ユニクロ、ソフトバンク、ファナック、エムスリー、そして、金曜日に10%の爆上げしたリクルートが4.5%安と値上がり分のほぼ半分を吹き飛ばす動きとなり、インデックスの足を引っ張った格好だ。東証一部の88%の銘柄が値下がりとなり、業種別においても、先週乱舞した海運業と気の早い動きの空運の2業種のみが値上がりとなった。東証1部の売買代金は概算で2兆3200億円と値幅が出た割には売買代金は盛り上がらなかった。また、マザーズ指数が-3.6%と大幅下げとなりYLの更新となった。奇しくも、今年の高値をマークした2/16からカレンダーベースで丁度6か月となっており、信用期日の整理売りが重なった格好となった。

 先週の火曜日の日経平均株価は、4日続落となり、終値で27,500円をブレイクしての引けとなった。この日も前日のニューヨークマーケットにはリンクできず。この日の高値は結局、寄り付き5分で確定となった。1日を通して見ると綺麗なダウントレンドの中、大引けにかけては、さらに下げ幅を拡大しこの日の安値引けとなった。今のところ戻り高値を付け、大引値でかろうじて28,000円で終えた8/12がリターンムーブの綺麗なチャートを形成している。月曜日と火曜日のロウソク足で並び黒も形成したことであとは、下への動きとなるのか?それとも再び、27,500円レベルの攻防戦が繰り広げられるのかに注目が集まる。この日のトピックとしては、全インデックスが値下がりとなり、特にマザーズ指数においては、前日に引き続き、2%強の下げと強烈に続落となった。東証1部の売買代金は概算で2兆0600億円とわずかに2兆円をキープで、閑散に売りなしと格言には見られるが、この日の引け状態としては、暴落準備完了を告げるチャート形状が形成され魔の8月第3週となるのか?に要警戒モードとなった。

 先週の水曜日の日経平均株価は、意味不明の5日ぶりの反発となった。ニューヨークマーケットは3指数揃っての軟調な推移となるも、日経平均株価はきっちり5MAにはキャップされ取引を終了した。4日連続陰線で下落していたこととでこの日の引けにおいてはテクニカルリバウンドとなった。この日の引けの相場位置は200MAからは約-1.7%で25MAがきれいな右肩下がり、前日には5MAと25MAがきっちりDCを示現している。上昇トレンドでは、押し目買いのポジションとなるが現状においては、戻り売りの絶好のタイミングとなっているが、翌日の動きに注目が集まる。この日の225の上昇寄与としては、ユニクロ並びに反落してのスタートとなったソフトバンクGの寄り付き直後の反転の動きである。さらにエムスリーとアドバンテストに関しても同じような動きとなったが、大引値においては、5MAがレジスタンスとなったようで、これらの銘柄群の翌日以降の動きに要注意となる。日経平均株価は大引値で27,500円を回復となったが、週末にかけては、この攻防戦が続くものと思われる。今週に入ってからは先週と異なり、NT倍率のワイドニングが顕著に見られ、戻りが続くのであれば日経平均がTOPIXにアウトパフォームする相場展開が期待される。東証1部の売買代金は概算で2兆1800億円と2兆円をわずかに上回った。最後にこの日のトピックとしてはここもとリード役であった海運業が値下がり率トップとなった点とマザーズ指数がザラ場中に1,000ポイントをテストしたことで値頃感からの押し目買いが優勢となり、つつみ陽線が出現し+2.8%の強烈な上昇となった。さらに、前日よりも出来高が増加となったことでチャート形状とボリュームの観点から底入れムードかとマーケットでは囁かれた。

 先週の木曜日の日経平均株価は、昨日より一転崩落倍返しの下げで2/16に以来の安値をやっと更新となった。年初来の安値は大発会の27,002円となっており、この水準にあと300円弱となっている。そもそもニューヨークマーケットが3指数揃っての下落となっていたことで、ギャップダウンのスタートとなっていたが、前場は27,400円をボトムに下げどまるかの様相を呈していたが、後場の14:30過ぎからの仕掛けによって見事に崩落し7/30のザラ場安値をとらえ、引けは若干の戻しがみられたが、大引け値は見事に安値更新となった。前日の意味不の上げが今日の下げを加速して感があり、結果的に昨日の上げの倍返しを喰らった格好だ。この日の下げで週足の一目均衡表に完全に突き刺さり、翌日余程の暴騰がない限り、週足の雲の中での引けとなる。TOPIXは週足一目均衡表の雲からはまだ十分に距離があり、サポートとして機能するのかどうかに注目が集まるものと思われる。引け後に注目となった発表は、外国人投資家が2週連続の買い越しとなっており、その額は約1,570億円となっており、この週の個人のネットの売越し額に相当した額となった。SQ週という特殊な要因があったので、継続するのか否かが今後の焦点となる。東証1部の売買代金は概算で2兆3800億円と値幅が出た割には、売買代金の盛り上がりにかけた格好だ。

 先週の金曜日の日経平均株価は、2日大幅続落で一時27,000円割れとなるも大引けではキープしての引けとなった。前日のニューヨークマーケットは、大幅反落してのスタートとなるも結局ニューヨークダウこそマイナスでは引けているもののザラ場ではプラ転しており陽線引けとなったことで、日経平均株価も寄り付き30分程度は前日引値を挟んで動きとなっていたが、ジリジリと下げ幅を拡大し、10:30すぎには27,000円まであと34円にまで迫る局面もみられたが、前引けにかけては押し目買いが入り、27,100円付近での引けとなった。後場は寄り付き後、1時間程度は、27,050-27,100円付近で膠着状態が続いたが、14時過ぎから下げに勢いがまし14:30前から27,000円をブレイクし、その後は、大引けまで27,000円の攻防戦が繰り広げられたが大引けはかろうじて27,000円をキープして取引を終了となった。この日トピックとしては、値嵩銘柄群のユニクロ、ファナック、ソフトバンクG、トヨタが大幅続落、自動車関連のDENSOが足を引っ張った格好となった。また、インデックスに対するインパクトは少ないが、海運株が大幅続落となり、業種で8.1%の値下がりとなった。さらに、25日騰落レシオが80ポイント割れとなり、6日騰落レシオは2日続けての50ポイント台への下落となっていた。東証1部の売買代金は概算で2兆8300億円と3兆円に届かなかったが、このシーズンにしては商いが盛り上がった。


《今週の想定レンジ26,000円-27,500円》

今週の日経平均株価について、まずは先週の動きを振り返ると週間ベースでは、約960円の値下がりとなり長い陰線の出現となった。先週金曜日の大引け間際には、27,000円大台を一時割り込む場面もみられ引値ベースにおいてもYLの更新となった。米国株は昨年末比で14%の上昇となっている中、日本株のパフォーマンスは、昨年の大納会から-2%となり、なんとも情けない相場環境が続いている。ドル円相場も103.20→109.70レベルへとドル高円安となっており、6%の上昇となっている。日経平均株価は先週の引けにおいて、週足の一目均衡表の雲に完全に呑み込まれた格好となっており、かつ、短期急落の可能性が非常に高い状況に陥ってしまっている。先週金曜日の引値はかろうじて27,000円をキープしたがなんの意味もない。ようやく2/16以来のながい膠着相場の終焉とともに膠着期間が長すぎた為それなりのまとまった下げ幅は覚悟しておいた方が良いかと思われる。しかし、年末に向けての絶好の買い場がやっと到来することも意味している。先週の下げの背景のファンダメンタルは、コロナ感染者の拡大から始まりトヨタ自動車9月の生産4割減が先週の後半の下げにトドメをさしたと言える。

今週の相場展望

今週はビックイベントに市場はどのように消化するのか?最大の注目が集まる。多くの市場関係者は、ジャクソンホールのイベントに対して、テーパリングを最大限に警戒しているがもうすでにマーケットは織り込み済みなのか?否か?いずれにしても、イベントとして通過するまでは積極的にポジションを積むには、躊躇される状況には変わりのないものと思われる。

先週金曜日は、ニューヨークマーケットが3指数揃っての上昇となっており、かつCME225は27,300円付近にまでの戻りを試しており、上昇してのスタートが期待されるところであるがいかに。


週明けのポジティブインパクト
・先週金曜日のCMEが東証引け比200円以上の上昇となっている。
・6日騰落レシオが51.80ポイントとレベルにまで低下しており
 短期的にはテクニカルリバウンドが期待され。
・先週発表になった投資主体別動向は、2週連続の買い越しとなって
 おり8月は都合約2,290億円相当額の買い越しとなっている。
・日経平均株価の高値2/16付近の応答日の信用期日明けの動きが
 ちらほら散見されつつある。

週明けのネガティブインパクト
・先週金曜日のザラ場マーケットにおいて、TOPIXが200日MAをテスト
 引値ではキープするも今週末金曜日において維持できるのかどうか?
・週末引けベースにおいて日経平均株価と同様に、TOPIXも日足一目均衡表
 において「三役逆転」となりチャート形状はベアマーケットを示唆している
・週末引けベースにおいて日経平均株価の週足一目均衡表の雲に突入で
 27,500円レベルへの反発では雲からの離脱は厳しい状況となっている。
・週末に行われた横浜市長選において、菅氏公認の立候補者が落選したことによる
 政局不安が挙げられる

明るい可能性の高いマーケットとしては、先週金曜日、唯一インデックスとしてプラスで引けた。マザーズマーケット需給悪化から1,000ポイントをブレイクしてからのリバーサルで、銘柄間格差はあるもののリバウンド期待がされる銘柄が散見される。


総括:
週初はリバウンドが期待されるものの週後半はやはり様子見となるものと思われる。直近公表された7月のFOMC議事要旨では、FRBメンバーの大半が年内のテーパリングが適当と判断していたことが明らかになった割には、米国金利の動きは、動意薄の状態となっており、ジャクソンホールミーティングも気になるポイントでもあるが、来週は雇用統計も控えていることから米国金利の動向も目を離せない状況が継続する。

最近PERを引き合いに日本株の割安さを盛んに説明するアナリストが多く散見されるが、2020年8月から2021年3月までは、異常なまで割高に推移していたことを棚にあげておいて、現在は割安と連呼するのはいかがなものなのかと考えさせられる。PERを都合の良い買い材料に推奨するレポートにはくれぐれも注意したい。マーケットの価格決定ベースは、需給要因以外には基本ありえない。まさに現状は悪化するのか?否かの瀬戸際に立っていてファンダメンタルの材料はあくまでもあと講釈に過ぎない。


今週の経済指標は、こちらをご参照ください。

http://www.foresightbusinessjp.com/4_1_news-today.html




免責事項・注意事項

本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。
投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。
万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。
本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
ページの先頭へ