株式レポート

先週の日経平均のマーケット情報(2020年08月23日~2021年08月27日)

日経平均のレンジ

08/23(月)08/24(火)08/25(水)08/26(木)08/27(金)
始値27,193.1027,653.2327,768.1327,793.6327,581.24
高値27,541.6327,817.8927,897.7227,828.2827,670.66
安値27,193.1027,653.2327,684.0527,684.5027,481.23
終値27,494.2427,732.1027,724.8027,742.2927,641.14
前日比+480.99+237.86-7.30+17.49-101.15

 先週の月曜日の日経平均株価は、3日ぶりに反発となり一時27,500円を回復するも大引けではキープ出来なかったが5MAは奪回となった。珍しく前週末のニューヨークマーケットにリンクして、一気にギャップスタートとなり、その後も暴力的に買戻しの動きとなり前場は限りなく27,500円に接近するも寸での場面でお預けとなるも、13時過ぎに無理くり奪回となりその後は、27,500円を挟んで小動きとなった。5MAは奪回となったが、25MAが上方に控えており、テクニカルリバウンドに終わってしまうのか?翌日以降の動きが反転のポイントとなる。ただ、東証1部の売買代金は概算で2兆3100億円と2兆円をわずかに上回る程度でレジスタンスを大きく突破するには、さらなる売買代金の盛り上がりが必要とされる。この日のトピックとしては、鉱業を除くすべての業種が値上がりとなり、定位置の海運が再びトップに躍り出た。

 先週の火曜日の日経平均株価は、2日続伸となり25MAをtake overとなった。前日のニューヨークマーケットの好地合いを引き継いで、ギャップアップでのスタートとなり、この日の時点においては、想定内のテクニカルリバウンド中となっている。前場27,700円付近でスタート後は、終日を通して概ねこのレベルから100円幅の狭いレンジでの膠着状態となった。物色業種に関しては、相変わらずの海運業がトップで連騰となっており、空運、鉄鋼業が続いた。総じてバリュー株が買い進まれた感があった。この日のトピックとしては、ここもとの連騰で早くも6日騰落レシオが116ポイント台へと急上昇となった。東証1部の売買代金は概算で2兆3300億円と引き続き、2兆円をやや上回る程度のボリュームに留まり、このレベルからの上値トライはさらにタイトになると思われる。また、この日発表となった信用評価損並びに信用残は買い残は微増で売り残は微減となり、引き続き買い残は高水準となっている。信用倍率は先々週比悪化となった模様だ。

 先週の水曜日の日経平均株価は、3日ぶりにやっと反落となり、自立反発終了モードの様相か?前日のニューヨークマーケットは3指数揃っての上昇となり、ニューヨークマーケットもリバウンドは引き続き堅調な中、日経平均株価も寄り付きからギャップスタートで戻りをテストする相場展開となるも27,900円ギリギリまでテストするが、その後の動きとしては、戻り売りに押される展開となり、前引けにかけ戻り売り圧力に押されマイナス転換となる局面も見られたが、前引けは首の皮一枚でプラスで終了となった。しかし後場においては、27,700-27,750円と非常に狭いレンジでかつ前日終値を挟んだ動きとなり結局わずかであるがマイナスでの引けとなった。日経平均株価、TOPIX双方において言えることであるが、TOPIXはプラスでの引けとなるもザラ場中はマイ転する局面も見られ、双方ともに上髭のある陰線引けとなったことで、今回の自立反発の終焉モードが伺えた。その証拠に短期騰落レシオ6日は、130ポイントオーバーにまで跳ね上がった。また、日経VIは前場こそマイナス圏での動きとなっていたが、後場においては、プラス圏での推移となった。この週に入ってからは、わずかではあるがNT倍率のタイトニングの動きが見られている。東証1部の売買代金は概算で2兆1100億円となんとか2兆円をキープといった感で、そろそろ戻りも限界かとの観測も伺えた。この日のトピックとしては、バリュー株の代表格である鉄鋼株が業種別の1位に躍り出た。また、相変わらず売買代金の上位のポストには顔を出しているが、動き自体は活発なものの引値はほぼ変わらない水準となった。

 先週の木曜日の日経平均株価は、小幅反発となり終日トレーディングレンジとしては前日のロウソク足に孕む陰線の出現となるも25MAをキープしての引けとなった。マーケットはジャクソンホールミーティングを前にトレンドレスな小動きとなった。前日のニューヨークマーケットは、3指数揃っての堅調な動きが続いていて、この日もギャップスタートとなり、5分でこの日の高値をマークした後の動きは、様子見モードが終日蔓延し、高値をつけピークアウトした後の動きは概ね27,700-27,750円のわずか50円の値幅の動きとなった。TOPIXにおいては、わずかであるが反落となった。また、注目されていた投資主体別動向は、残念ながらと言うか、やはりの3週ぶりの外国人投資家は売越しとなっていた模様だ。8月のバランスも約1,340億円の売越しとなった。このことはまさに8月に入ってからの動向は、SQに絡む売買であって完全に足元を掬われた感が伺える。この一方でいつも外国人にカモにされる個人投資家3週ぶりに大幅に買い越しとなっていた。また、東証1部の売買代金は概算で2兆円とここ最近の中ではもっとも売買代金が落ち込んだ結果となった。

 先週の金曜日の日経平均株価は、反落となるも27,500円をキープしての引けとなった。ニューヨークマーケットが3指数揃っての軟調な動きとこの日の夜開催ジャクソンホールミーティングの結果を見届けたい向きの流れで方向感のない膠着相場となった。朝方の寄り付きはギャップダウンのスタートとなり、30分後には27,500円をテストする動きとなるも買い戻し優勢の動きとなり、ボトムから前引けにかけて、インデックスは150円程度上昇となり、前引けは27,650円付近での引けとなった。後場に入っては概ね27,600-27,650円の非常に狭いレンジでの膠着状態となった。この日のトピックとしては、業種別では4業種のみの上昇で再び海運業が強烈に物色の対象となり買い進まれ7.9%の上昇となった。また、25日騰落レシオが2日続けての100ポイントの上昇となり、トレンド転換の兆しなのか?と囁かれた。一方で6日騰落は急上昇となり150ポイントオーバーと短期的には飼われすぎのシグナル点灯となった。東証1部の売買代金は概算で2兆0060億円と引き続き、わずかに2兆円を上回る程度に留まり様子見モードであるのが売買代金からも伺えた。


《今週の想定レンジ27,000円-27,900円》

 今週の日経平均株価について、まずは先週の動きを振り返ると週間ベースでは、約620円程度の上昇となり、上髭のある陽線の出現となった。先々週ブレイクした52WMAを回復して引けたことで、一旦は下への懸念材料が払拭された格好となるも、先週はジャクソンホールミーティングの動向が懸念されるも結果論的には、東京マーケットが引けてからのイベント故に、テクニカルリバウンドの週となった。トヨタを代表とする自動車関連銘柄のオーバーシュートぎみにまで売り込まれた銘柄群の買い戻しから始まり、週末にかけて、買い戻しや押し目買いが交錯する展開となり週末に向けて上昇となった。特に業種別では、過熱感が拭いきれなかった海運株が大幅下落となっていたことで、銘柄によってはYHを更新する銘柄もみられ今週さらなる高みに挑戦するかもしれない様相を呈している。ただこれらの銘柄群のインデックスに対するインパクトは小さく、肝心な主力銘柄であるユニクロやソフトバンクGは軟調な動きとなっていたことで、インデックス自体のリバウンドは28,000円を引き続き大きなレジスタンスと意識していると言える。売買代金の急激な増加が見込めない限り、28,000円を大きくブレイクして行くことは難しいと認識させられた週であった。

今週の相場展望

 <注目点としてあげられること>

 ・月替わりの週として月末アノマリーに警戒モード

 ジャクソンホールシンポジュームにおいて、パウエルFRB議長が年内のテーパリングの開始を示唆したが、テーパリング終了後も、直ぐには利上げを行わないとしたことでセンチメントが大きく改善し、ニューヨーク株式マーケットはNY Dowは前日から一転大幅上昇となりSP500とNASDAQ指数に関しては、LHをマークしたことで、CME225が27,865円での引けとなっていることで、反発してのスタートを期待されるが翌日の火曜日は月末となり、先月7月もアノマリーどおりの動きとなっていることから今月の月末にも非常に注目度の高いイベントとなる。週末は米国の雇用統計とあってこちらも非常に重要なイベントとなる。

 ・海運株はまだ買いなのか?

 インデックスへのインパクトという点においては、価格が変動する割には寄与度が小さく貢献度が低いが、先週のリバウンド相場においては、モルガンのアップレーティングにより爆発的な上昇を演じYHをマークする状況となったことで、海運株への資金流入が半端ない状況となっている。先週は多くの大型株も力強いリバウンド相場を演じたが、トヨタ株も75MAをレジスタンスと意識したようで、今週はこのレジスタンスをブレイクして更なる上昇となるのか?否かに?注目が集まる。

 ・外国人投資家の8月2週目までの買いはSQ値のために!

 8月第3週はしっかり売越しとなったことで、2週目までの買いはいわゆる騙しとなったことで、今週発表の内容が非常に注目が集まるものと思われる。現在のところいつもと同じく個人vs外国人では1000%外国人投資家に軍配が上がっていることでいつものごとくカモられる個人投資家との構図がみて取れる状況となっている。

 ・28,000円は鉄板!

 現状の売買代金においては、28,000円を超えてくる(ブレイクする)のは非常に困難状況かと思われる。

 ・ニューヨークマーケットの強さはいつまで?

 先週末は確かに絶好調な値動きの展開となっているが、絶好の仕込み場でもあるが、もっともパフォーマンスの悪い月まわりに突入となる。冷静に昨年のニューヨークダウの足取りを振り返って見ると8月と9月は月足が陰線を示現しており、値幅も2,600ドルでパーセンテージとしてみても10%強の下落を伴っている。まさにいつ5%程度の崩落は起きても不思議ではない状況にあることは念頭において相場に望むことが得策に思える。また、すぐに日本株のPERを引き合いに割安を連呼するアナリストがいるが、ニューヨークが崩落すると同じように調整を余儀なくされるのはまず間違いなく。安易にPERに振り回されてはそれなりの代償を受けることになるものと思われる。


今週の経済指標は、こちらをご参照ください。

http://www.foresightbusinessjp.com/4_1_news-today.html




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