株式レポート

先週の日経平均のマーケット情報(2020年08月30日~2021年09月03日)

日経平均のレンジ

08/30(月)08/31(火)09/01(水)09/02(木)09/03(金)
始値27,867.6027,690.7728,179.0428,522.4628,626.48
高値27,921.5527,799.3628,457.6728,626.2029,149.65
安値27,656.6327,602.2128,179.0428,412.9128,607.87
終値27,789.2928,089.5428,451.0228,543.5129,128.11
前日比+148.15+300.25+361.48+92.49+584.60

 先週の月曜日の日経平均株価は、一転反発となり、TOPIXにおいては、3日ぶりに反発、引けピンとなった。前週はジャクソンシンポジュームのイベントを無難に通過したニューヨークマーケットが3指数揃っての上昇となったことで、この流れを受けて日経平均株価は、一気にギャップアップスタートとなるも3分後には27,920円台と限りなく28,000円に接近するもやはり28,000円の壁は重くその後は、急速に上げ幅を吹っ飛ばし10数円高にまで売り込まれるも、前引けは27,700円台で取引を終えた。後場に入っては27,750円付近での膠着状態となった。月末アノマリーを気にしたムードも漂い買戻しの動きも限られた。ただ、この日はTOPIXの動きが非常によく、NT倍率は14.25とYLをマークするにまでタイトニングとなり引けピンとなった。この日の特長としては、84%の銘柄が値上がりとなり、6日騰落レシオは226ポイントにまで跳ね上がった。また、TOPIX型の銘柄群の上昇と海運株ビック3が再びYHをマークした。その一方で、ユニクロはYLをマークし、インデックスを53円押し下げる結果となった。東証1部の売買代金は概算で2兆4500億円と週明けにしては盛り上がり2兆円半ばに達した。さらにマザーズ指数においては、2%強の上昇となった。

 先週の火曜日の日経平均株価は、2日続伸300円高となり、28,000円を回復しての引けとなった。前日のニューヨークマーケットはニューヨークダウは反落する中、NASDAQとSP500はLHを更新となったことで、この動きをどう織り込みに行くのか?注目の寄り付きであったが、反落してのスタートとなり、27,600円をテストする動きを見せたかと思われたが、反転上昇となり、一時プラス転換となるも前引けは約50円安と反落しての引けとなった。TOPIXも同じような軌跡をたどっていた。しかし、後場に入ってマーケットのプライスアクションが一転、14:30過ぎまで意味不で暴力的な買いものに上げ幅を拡大し、13:18には28,000円を一気に突破その後は一度も28,000円を割り込むことなく暴走し、14:40付近に高値をつけたあとはやや売り物に押されるも28,000円をキープしての引けとなった。この引けにおいて昨年来の月末安のアノマリーの呪縛からやっと解放された。この日の200MAは28,261円を通過中で、このレベルに限りなく接近となった。また、6ヶ月ぶりに月足がコマ陽線となって引けた。東証1部の売買代金は概算で3兆0100億円と3兆円を上回り出来高増加で価格の値幅も伴った相場展開となった。その一方で、この日は日経平均型の銘柄群の上昇が目立ち、前日YLにまでタイトニングしたNT倍率は大きくワイドニングの動きとなった。日経平均株価の上昇に対して、この日の騰落ははぼイーブンとなっており強烈に日経平均だけが買い上げられた結果となった模様だ。また、この発表となった信用残に対するコメントとしては、売り残がやや増、買い残が微減に留まり、信用倍率は3.99倍と大幅に改善となった模様。

 先週の水曜日の日経平均株価は、3日続伸となり一時は28,500円に急接近となった。大引けにおいて200MAを0.6%上方ブレイクとなった。60MAと200MAのDCを確認。日経平均株価は月曜日から3連チャンで合計の上げ幅も800円を上回るものとなった。もはやいい意味での逆相関で前日のニューヨークマーケットは軟調に推移する中逆行高が続いている。強引な高需給に支えられての上昇が続いていて次なるレジスタンスは26WMA28,658円をブレイクしてくることができるのかに注目が集まる。3連チャンとなったことで6日の短期騰落レシオも150ポイントオーバーで高止まりとなっており反動があってもおかしくない状況ではあるが前日の月末アノマリーの呪縛から解放されたかのごとく日経平均株価は暴走中となっている。前日からのユニクロの反転の動きもあり、SBGを除く日経平均値嵩株連合の上昇でNT倍率はさらにワイドニングの動きとなっており、日経平均型銘柄が集中的に物色の対象となった。ただ、連騰とはなったものの東証1部の売買代金は概算で2兆7700億円と3兆円を維持することはできなかった。この日のトピックとしては、相場リード役の海運株が利食い売りに押され業種別ワースト1位となった。

 先週の木曜日の日経平均株価は、4日続伸となり28,500円を回復となった。前日のニューヨークマーケットは、3指数まちまちの動きとなっていたが、日経平均株価はお構い無しで、寄り付きから一気にギャップスタートとなり28,600円を突破するも流石に連騰の買い疲れかほぼ寄り付き天井の様相となり、10時過ぎには、マイナスレンジへとシフトとなり、その後、前引けまでは前日引値を挟んでの行ったり来たりの状態となるもわずかにプラスでの引けとなった。後場に入っては概ね28,500-28,550円のレンジでの膠着状態となり、引けの5分前から28,500円を死守させる防戦買いがみられ大引けにおいてもこの水準を上回っての引けとなった。注目となったこの日の東証1部の売買代金は概算で2兆6400億円と3兆円には届かなかった。この日の騰落レシオは、値下がり銘柄の方が多く存在したが、日経平均株価としては上昇しており応答日の騰落上、25日騰落レシオは上昇となり、短期の騰落レシオは高止まりとなった。さらに注目となったのは、大引け後に発表となった主体別投資家動向で外国人投資は2連続の売越しとなり、珍しく個人投資家が外国人投資家と同じサイドとなり、大幅な売越しとなっていた。その一方で買い越しとなっていたのは、信託勘定と証券自己であった。この日も225型の 値嵩株に買い物が集まりNT倍率は4日連続のワイドニングとなった。また、3連騰となっていたマザーズ指数がまとまった売り物に押される展開となり1.4%の反落となった。

 先週の金曜日の日経平均株価は、なんと大引けを迎えると5日大幅続伸となり29,000円までも突破した。いくらなんでも過剰反応か?前日のニューヨークマーケットも確かに3指数揃っての堅調な動きとなってはいたが、4日続伸となっていたことで、ヨコヨコ感も台頭する中、ギャップスタートとなり、前場は28,600円をボトムに堅調な動きとなっていたが前ひけにかけて、買い煽りの動きもあり28,800円付近での引けとなっていた。ところがランチブレイクに菅総裁選に酢出馬のビックニュースが舞い込んできて、先物が一気に急騰し29,000円を一気にブレイクし29,100円台での取引となった。後場はこの流れに反応し暴騰となり、29,000円オーバーで寄り付いた後一時29,000円を割り込む動きを見せるもすぐさま買い戻しの動きで29,000円台に浮上し、その後は29,000円台キープで大引けとなった。東証1部の売買代金は概算で3兆2800億円と3兆円を大きく上回り商いを伴っての上昇となった。また、TOPIXにおいては、3/19以来のYHを更新となった。


《今週の想定レンジ28,500円-29,900円》

 今週の日経平均株価について、まずは先週の動きを振り返ると週間ベースでは、約1,500円程度の上昇となり週足は大陽線の出現となった。なんともあっぱれ26WMAも週足で突破しての引けとなった。雇用統計を週末に控え非常に注目度の高い週であったが、週末の金曜にビックニュースが舞い込んで誰が予想したであろうか?オリンピック・パラリンピックを強引に開催し、感染者の増加を招き不支持率急上昇となりいわば自業自得が招いた結果。趙度短期で考えると新しい政権に対する政策期待を好感しての棒上げとなったが、そもそも菅政権は長期安倍政権の幕間繋ぎの政権だったのかもしれないが、日本独特の問題から長期政権の後というのは、コロコロ政権の交代する安定しない時代の到来も考えられることから、中長期で試行するとマイナスのイメージでしかない。TOPIXの動きを見る上においては、バブル崩壊後の戻り高値更新となっての引けとなったが、日経平均株価は、ひとまず30,000円を今一度トライとなるのか?否か?来週の動向が年末までの重要なポイントの週となりそうである。

今週の相場展望

 <注目点としてあげられること>

・マーケット需給ならびにセンチメントは、意外なトリガーで大幅に好転?
昨年8/28は、安倍首相の退陣発言で一瞬大幅安となり、大引けにかけて戻し、下方に長い髭をつけての陰線のロウソク足の出現となったが、先週金曜日はランチブレイクの突然の菅首相の発表にマーケットリアクションはポジティブサプライズとして、Vertically raisedとなった。首相としての心境はとても複雑なように思えるが、これが現実。"The market is always right"先週の金曜日のCMEの引けから類推するところ、先週金曜日の日経平均株価の引けより大幅に上昇となっていることから、戻り高値をテストする週となるものに思われるが、実際には、水曜日以降の日経平均株価の水準に注目している。なぜなら月曜日は米国がLabor dayのため火曜日の日経平均動きは、限定的と思われ、火曜日のニューヨークマーケットの引けをどう織り込んで行くのかに注目される。

・NN倍率は大幅に反落中で日経平均に武があり?
NY Dow vs Nikkei225は直近8/20をピークに大幅に反落となっており、この動きが継続するとしても日経平均がニューヨークダウに対して、アウトパフォームしているだけに過ぎず。ニューヨークダウにそれなりのコレクションが入った場合を想定すると日経平均も引き摺られる可能性は否定できない。というのも来週末はニューヨークマーケットがTriple witchingを迎えることから念の為の警戒は必要かと思われる。今週は日本マーケットがSQであることから週末にかけては、相当ハイボラなマーケットになることが想定され要注意としたい。

・「解散・総選挙に向けては買い」という株高アノマリー?
先日月末アノマリーがいい意味で破れたところであるが、アノマリーはほんとに再現されるのか?
今回のように与党の支持率が大きく低下している際には、求心力回復のために大胆な経済対策が打たれるのではとの期待が先行する中選挙は所詮水もの蓋を開けてみるまではわからない。

・マーケットの需給は堅調に改善中!
信用残などのデーターから言える唯一正確なこととしては、マーケットの需給は堅調に改善中であることが言える。先週発表になった信用残の評価損益率によると売り残が微増となっており、買い残はわずかではあるが減少中で、信用評価率は?10%強の水準が続いているが信用倍率が4.99倍→3.99倍と大幅に需給の改善が確認できている。


今週の経済指標は、こちらをご参照ください。

http://www.foresightbusinessjp.com/4_1_news-today.html




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