株式レポート

先週の日経平均のマーケット情報(2020年09月13日~2021年09月17日)

日経平均のレンジ

09/13(月)09/14(火)09/15(水)09/16(木)09/17(金)
始値30,372.0230,584.7730,464.1730,606.1530,387.54
高値30,447.3730,795.7830,573.4130,622.3930,541.99
安値30,229.0130,504.8130,347.3030,202.5130,358.93
終値30,447.3730,670.1030,511.7130,323.3430,500.05
前日比+65.53+222.73-158.39-188.37+176.71


 先週の月曜日の日経平均株価は、2日続伸の引けピンとなるもボリンジャーバンド+2σをかろうじて上回ることができなかった。25MAは25MA自身が上昇したために乖離率としてはタイトニングとなり6.79%となったが依然として高水準をキープしての状態が続いている。述べるまでもないが、この日の動きも軟調に推移となったニューヨークマーケットに対してはお構いなく状態で、前場寄付きはわずかに安く寄付きその後は、30,400円オーバーを試し、30,250円まで下落と高値圏での荒っぽい動きをみせるも30,200円レベルより下がるムードがなかったことで、底堅い推移となった。後場においては、30,300円付近でのいわゆる高所恐怖症相場となっていたが14時過ぎから買戻しが続きインデックスはスルスルと上昇し、引け10分前からは執拗なインデックス買いが入り結局引けピンで取引を終えた。トヨタは追加の減産計画を発表で売り先行となり大幅安となるも225の値がさ銘柄群がこぞって上昇しインデックスを支えた格好だ。この日は若干ではあるがTOPIXの方が上昇となり、NT倍率に関しては、タイトニングとなった。引け際の動きでインデックスは大きな上昇となるも、先物主導の動きで、東証1部の売買代金は概算で2兆8500億円と3兆円に届かなかった。また、この動きで限りなくボリバンの+2σに接近するもクリアできなかったことで翌日以降の動き関心が集まっていた。

 先週の火曜日の日経平均株価は、3連騰となりザラ場中に2/16の高値を更新となった。海外要因は今日も関係なく日経平均の需給での動きとなった。寄り付きからギャップスタートなり9:20頃にこの日の安値30,500円付近のボトムをつけた後はジリジリ戻り高値を更新しながらの動きとなり11時過ぎに、限りなく30,800円に接近となり、高値をつけ戻り高値も更新となった。その後は前引けにかけて利食い売りに押され急落となり高値から約250円程度の急落となり、前引けは30,500円台での引けとなった。後場は概ね30,600円付近での膠着状態となっていたが、大引けにかけてインデックス買いが入り30,700円付近の後場の高値圏での引けとなった。この日のトピックとしては、約78%の銘柄が上昇となったことで、騰落レシオは短期も長期もこれまでの高値圏に置いて張り付いた状態となっており、明らかにテクニカル面からは過熱感が伺える状態が引き続き続いている状態となった。個別では東京海上が自己株式取得の追加実施を好感し6.2%の急伸となった。東証1部の売買代金は概算で3兆3400億円とこの日も3兆円を上回る商いとなった。

 先週の水曜日の日経平均株価は、4日ぶりに反落となるも30,500円台はキープしての引けとなった。この日は珍しくニューヨークマーケットに連動しての反落となった。バリンジャーバンドのバンドウォークはこの日で一旦おやすみモードとなった。前場はギャップスタート後1時間は、30,450-30,500円のレンジでの膠着状態となっていたが、10時過ぎから動きが見られ、トレーディングレンジがジリジリと切り下がり30,350円レベルにまで売り込まれた直後は前引けにかけほぼ棒上げのように反転となり、30,500円レベルをキープしての引けとなった。後場においては、おおむね30,500-30550円レベルでの膠着状態となり30,500円キープしての引けとなった。この日のトピックとしては、全指数が値下がりとなり業種別においては、海運業のみが値上がりとなり、再び海運業の単独相場となった。この日は8割の銘柄が値下がりとなったが、騰落レシオは引き続き高水準で短期、長期ともに120ポイント以上となっていた。東証1部の売買代金は概算で3兆1500億円とこの日も3兆円を上回る商いとなった。

 先週の木曜日の日経平均株価は続落となり、5MAをブレイクしての引けとなった。珍しくニューヨークマーケットとは、inverse correlationの一日となった。寄り付きはジャンプしてのスタートとなり、30,600円オーバーで寄り付くもこの日の高値は2分後に形成となりもみ合いながら上げ幅はジリジリ縮小となり10時過ぎにはマイナス圏に突入となり前引けにかけてはさらに下げ幅拡大の動きとなり高値からの下落幅は約300円となり利益確定の売りものが広がった。後場に入っては、寄り付きから13時にかけて下げ幅を拡大30,200円をテストする動きが見られたが、このレベルからは押し目買いニーズが高まりその後は、30,300円を挟んだ動きに終始した。この日の引けで各インデックスが5MAを割り込む展開となり、中でもマザーズ指数に関しては、-3.65%と強烈に売り込まれ、一時75MAをブレイクする程に叩き売られる状況で、時価総額上位群の銘柄はこぞって叩き売られた。東証1部の売買代金は概算で3兆4600億円と3兆円を大きく上回った。この日注目となった引け後の投資主体別動向は、外国人投資家が約3,010億円と2週連続の買い越しとなっていた模様だ。ただ、SQに絡む週とあって前月のように翌週の動向を見てみないと素直に買い越しなのかSQ絡みのものなのか判別は厳しいものと思われる。この日の騰落はUp40%vsDown54%とほぼイーブンであったことで短期、長期双方の騰落レシオ引き続き120ポイント強となっており、過熱感はまだ冷めない状態が継続となっている。

 先週の金曜日の日経平均株価は、一転反発となり30,500円をキープしての引けとなった。前日のニューヨークマーケットは3指数まちまちの動きとなっていたが、日経平均株価は好需給に支えられ反発してのスタートとなり、ザラ場中一度もマイナス圏に触れることなく堅調な推移となり前引けは30,500円に限りなく近い水準での引けとなった。後場においては30,500円を挟んだ動きとなっていたが、結局、大引けにおいてもこの水準を上回っての引けとなった。後場は5MAを意識した動きとなり、日経平均株価は上回っての引けとなるも、TOPIXはわずかに届かなかった。この日の動きで短期長期の騰落レシオはともに上昇となりさらに過熱感が高まっての典型的な高所恐怖症相場の再来となっている。さらに東証1部の売買代金は概算で4兆3200億円と3連休前の取引にも関わらず、4兆円を上回る大商いとなった。高値圏の一旦のクライマックストップなのか?それとも来週への期待をこめた買いなのか?また、この日の特徴だったのが日経平均の寄与度上位にエムスリーが久々に返り咲き寄与度1位となった。奇妙だったのは、日経平均自体の騰落に関しては、110vs109と値上がり値下がりは限りなくイーブンとなっていたが、約180円高となっていた。

《今週の想定レンジ29,300円-30,200円》

今週の日経平均株価について、まずは先週の動きを振り返ると週間ベースでは、約120円程度の上昇となりコマ形状の陽線の出現となった。先週は火曜日に2/16以来のYH更新となったことで利益確定の売り物の追随買いがぶつかり合い、高値圏での膠着状態となった。水曜日以降バンドウォークは一旦終了の動きとなり、ヨコヨコ相場入りとなり、その後は、5MAを意識した相場状況となっている。今週の上昇銘柄業種としては、海運、石油などが上位群となった。3連休前という状況であったのにも関わらず、金曜日には4兆円を上回る出来高となり大商いで取引を終了した。騰落レシオは絶好調に過熱感が出ており、いつ急落を起こしても不思議ではない状況とはなっているが、金曜日の引けとしては、今週に期待を持たせる動きとなって引けていた。この背景には木曜日に発表となった外国人投資家が2週連続しての買い越しとなっていたことも要因なのかもしれない。

今週の相場展望

2020年5月以来の週足MACDがGDを示現中期トレンドは買い転換継続中。
ボリンジャーバンド+2σを割り込みヨコヨコ相場展開中。
今週の注目ポイントとしては、ボリンジャーバンド+1σ(現在30,070円通過中)をキープ出来るのか否かに注目している。割り込むと9/3と9/6に開けた窓を締めにゆく展開が想定される。よって30,000円を割り込むかどうかによって投資家心理的が大きく影響を及ぼされるものと思われる。先週後半の動きをみている範囲においては、押し目買いのニーズは非常に高く、現状30,200円を押し目ポイントとして買い物が入っている状況にある。225銘柄の寄与度の高いユニクロとソフトバンクは、75MAをレジスタンスに上値の重い展開が続いており、これらの銘柄が上昇し続けないことには、日経平均自体の上値追いは非常に難しいと思われる。その一方で225銘柄の寄与度の高い銘柄で東京エレクトロンは15連騰を演じ1日おやすみを経て金曜日には一転上昇となっており、金曜日引けベースにおいても、ボリンジャーバンド+1σをキープしておりボンドウォークの継続となるのか否かに注目が集まる。

絶好調に過熱感が蔓延している騰落レシオに関する考察としては、昨年の10月末からの棒上げ相場時の相場が今回も当てはまるのか?否か?に注目が集まる。結論から先に言うと騰落レシオは、安値圏のチャートポイントとしては有益に機能するが上昇時の高値圏かどうかの判断材料に当てはめるのはリスクが高いと考えられる。

需給面からのポジティブインパクト

外国人投資家は2連続に買い越しとなり、
9月に関しては、
結局買い越し総額+301,037百万円となり8月の買い越し総額を上回った。

海外要因からのネガティブインパクト

ニューヨークマーケットが引き続き、調整懸念の兆しで要注意が継続している。
現在バンドウォーク継続中
週足は3週連続陰線となっており、先週は上髭の長い墓標形状の陰線となった。
先週金曜日はトリプルウィチングを通過し、ここもと、トリプルウィチングは
相場の転機となっており、月曜日の相場に注目が集まる。
今週は26WMAを週末でキープ出来るのか?否か?に注目している。

今週のビックイベント
なんといっても注目度の高いイベントとしては、米国のFOMCとなるが
FOMCの結果が判明するのは、日本時間の木曜日の朝となり、
木曜日は日本マーケットが休日となり、反映されるのは金曜日の相場となる。

<中国恒大ショック進行中>

月曜日のマーケットにおいて、ハンセン指数が約3.3%安となり暴落となって引けた。中国恒大の債券の利払いが不履行となる恐れを織り込んでの動きとなっている。このことを受けて、日経平均に絡むCFDやCMEなどの先物が大幅に下落となっており週明けの東京マーケットも暴落となることが必至の状態となっている。このショックが一時的なものとなるのかどうかは、23日の社債利払い履行が焦点となっており、今週は気がおけない相場展開になると予想される。中国恒大の債券をGPIFも保有していることから、利払いを無事に通過出来るのか?否か?が最大の関心事になるものと思われ、リスクオフがいつまで続くのかが最大の焦点となる。

今週の経済指標は、こちらをご参照ください。
http://www.foresightbusinessjp.com/4_1_news-today.php




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