株式レポート

先週の日経平均のマーケット情報(2020年10月04日~2021年10月08日)

日経平均のレンジ

10/04(月)10/05(火)10/06(水)10/07(木)10/08(金)
始値29,044.4728,050.3928,033.9127,665.9728,031.37
高値29,046.0628,058.6728,209.8228,015.1128,321.35
安値28,343.5827,460.2927,293.6227,607.9728,018.89
終値28,444.8927,822.1227,528.8727,678.2128,048.94
前日比-326.18-622.77-293.25+149.34+370.73


 先週の月曜日の日経平均株価は、6日続落となり岸田ショックがおさまらない。前週末のニューヨークマーケットは、3指数揃っての上昇となっていたことを受けて、反発してのスタートとなるも結果的に寄付き天井となった。29,000円の大台も寄り付いた瞬間のみでその後は、ダラダラと下げ続け反発らしい反発もなく28,500円も割り込む結果となる。後場に入っては28,400-28,500円での膠着状態となり大引けも28,500円割れとなった。またこの引けは、75MAならびに200MAをもブレイクダウンしての引けとなった。TOPIXはかろうじて75MAをキープしての引けとなった。菅氏退陣で上げた上昇分を全部吐き出す羽目となった。この日のトピックとしては、引き続き、物色の対象はアフターコロナ関連の空運と陸運が業種別の上位に躍り出た。一方で海運が利食い売りに押され7%強の下げと暴落となった。騰落レシオも長期は110ポイント台、短期においては、40ポイント台へと急低下となった。東証1部の売買代金は概算で3兆2500億円と3兆円を上回った。

 先週の火曜日の日経平均株価は、7日続落となり28,000円の大台を割り込み8/31からの初動の動きを完全に打ち消し行って来いとなった。TOPIXにおいては、限りなく200MAに接近する動きを見せたが後場の動きで、下髭の長い陰線となった。前日のニューヨークマーケットは3指数揃っての大幅調整となっていたことを受け、大幅ギャップダウンの動きとなり、10:30に向けてジリジリと下げ幅を拡大し、一時は約980円と1,000円に迫る下げ幅となった。その後は、買い戻しが入り、下げ幅を縮小するも後場を通しても28,000円の大台を回復することはなく大引けは27,800円台で取引を終了した。この日のトピックとしては、流石に7連荘での下げで短期騰落レシオが40ポイント割れの水準にまで低下となった。指数としては、マザーズ指数>日経平均>TOPIXの順番でパフォーマンスが悪かった。特に日経平均の下げがキツく8/30以来の14.28ポイントとNT倍率が急低下となった。東証1部の売買代金は概算で3兆6100億円とセーリングクライマックスとまではいかないが、出来高としては賑わいを見せた。

 先週の水曜日の日経平均株価は、8日連続の崩落となった。前日のニューヨークマーケットは3指数揃っての大幅上昇となっていたことで、流石に寄り付きからリバウンドの動きとなり、寄り付きで28,000円大台の回復となった。しかし、その動きも約30分しか持たず28,200円付近をピークに下落転換の動きとなり、みるみるうちに上げ幅を縮小し10:15頃からマイナスレンジへのシフトとなり前引けは27,500円付近での引けとなった。後場に入っては、前引けの安値を下回っての寄り付きとなりその後は、27,400円を挟んだ動きとなり、SQ値を意識した動きが繰り広げられた。特に10月限月に関しては、P270の建玉が13,000超あり、27,000円を刈り取りに来るのかどうか?最終売買日まで目を離せない状況となっている。この日のトピックとしては、当日の騰落はほぼ拮抗しており、日経平均採用ベースだと値上がり銘柄の方が多かったのにも関わらず、約300円安となっており、いかに採用銘柄の値嵩株が売り込まれたのが明白にわかる。また、日経平均の下げが異常にキツくNT倍率はさらにタイトニングとなり、14.41ポイントとなった。業種別の特徴としては、アフターコロナ関連の空運、陸運などが早くも利食い売りに押され値下がり業種の上位に顔を出した。その一方で、オーバナイトでOIL価格の高騰を受けてエネルギー関連の代表格である鉱業、石油関連の業種が上位2銘柄としてランクインした。

 先週の木曜日の日経平均株価は、9営業日ぶりに反発となった。前日のニューヨークマーケットは、3指数揃っての反発となったことを好感して反発スタートとなり、11時過ぎには28,000円を回復する局面も見られたが、28,000円の滞在時間は約10分程度となり前場は28,000円をわずかに割り込んでの引けとなった。後場はスタート直後から前引け比約100円程度での寄り付きとなり、14時前にかけてはジリジリと上げ幅を縮小し、一目均衡表の雲の下限を意識した動きとなり反発となるもその後も戻りは鈍く27,800円をクリア出来ず大引けにかけては売り優勢の動きとなり27,700円割れの水準での引けとなった。この日のトピックとしては、TOPIXは9連続安となった。長期騰落レシオは100ポイント割れに短期は騰落レシオは、40ポイント台へと若干の上昇となった。日経平均株価は上昇となっているが採用銘柄の騰落としては、値下がり銘柄の方が多く存在した。業種別においては、エネルギー関連の鉱業、石油関連株がオイルにリンクして、大きく値を下げる展開となった。一方で海運株が再び息を吹き返したように9営業日ぶりに大幅上昇となった。さらに引け後に注目となったポイントは、投資主体別動向で外国人投資家は、3週連続の売越しとなっていて、9月の売り越し額は約5,000億円を上回っていた。東証1部の売買代金は概算で2兆9400億円と3兆円を割り込んだ。

 先週の金曜日の日経平均株価は、続伸となり辛うじて28,000円をキープしての引けとなった。前日のニューヨークマーケットが3指数揃っての大幅反発となったことを受けて、ギャップスタートとなり、28,000円を回復しその後も上げ幅を拡大し、11時前には、28,300円を超える局面も見られた。結局前場は高値圏での引けとなった。後場に入っては、前引け水準よりやや安く寄付きその後は、ヨコヨコの動きとなっていたが、ステップダウン的に上げ幅を縮小し、大引けにかけてさらに上げ幅縮小となり、後場の安値引けとなった。値幅としては、370円高、パーセンテージとしても1.34%とニューヨークダウよりもパフォーマンスが良かったが、チャート形状は墓標の出現となった。5MAが鋭く下降する中での強烈な反発となったが、2018年の10/02-10/26に見られたチャート形状に非常に類似しており、騙しの反発となるのかどうかに注目が集まった。この日のトピックとしては、岸田ショックにやっと一旦の終止符が打たれ、TOPIXの連敗記録も9で止まった。しかし、ザラ場中は一時回復となっていたが、大引けにおいては75MAをレジスタンスとした動きとなった。長期騰落レシオに関しては、前日に100ポイントを下回ったが回復となった。短期騰落レシオに関しては、マイルドに上昇し65ポイントとなった。業種別に関しては、エネルギー価格の反騰を受けて鉱業が一番に顔を出した。一方で海運業が叩き売られ4.8%安と強烈な下げとなった。東証1部の売買代金は概算で3兆1900億円と3兆円はキープしての終了となった。

《今週の想定レンジ27,500円-28,500円》

今週の日経平均株価について、まずは先週の動きを振り返ると週間ベースでは、約700円強の値下がりとなり、下髭のある陰線の出現となり、26WMAは回復出来なかった。先週は先々週からの岸田ショックが引き続き尾を引きひどい相場となった。先週発表された投資主体別動向からも明らかにわかるように外国人投資家は、岸田を心からマーケットに対して歓迎されていないことが明らかにした。というのも3週連続の売越しとなり、9月も月間で約5,000億円の売越しとなっていた。週末にかけて反発となっているが、トレンドは大きなインパクトを受けており、素直にリバウンドとなるのかどうかはかなりの疑問符が残る。政府として投資を推奨しておきながら金融取引税の引き上げを検討中なんてありえない。日本マーケットのメインプレーヤは外国人投資家にも関わらず、このような発言がどのようなことを招くのか認識不足にも程があるように思える。上昇トレンドの崩壊したかどうかの判断は今週の相場に委ねられるが、行ってこいとなったことで一からのスタートなる。

今週の相場展望

<テクニカルポイント>
2020年5月以来の週足MACDがGDを示現中期トレンドは買い転換とはなっているが
ヒストグラムが縮小中で今週の動きによっては、DCとなることも想定されるので注意。
26WMA、13WMAともに完全に下方ブレイク需給は大幅に悪化中。

先週の注目点としていた200MAは完全に下方ブレイクしている。
TOPIXにおいても、200DMAに限りなく接近する局面も見られた。
ボリンジャーバンド-2σ(日足ベース)で反発となるも-1σを
割り込んでの推移となっている。

日足のMACDはDC継続中となっている。
9/14、9/27と高値日柄はレベルを切り下げ中となっている。
日柄調整モードではなく値幅調整入りが一旦終了となるのか?
否か?に注目が集まる。

今週の注目ポイントとしては、2018年の相場に非常に類似している点から
先週末の引け水準から上昇するのか?それとも下落するのかによって
本格的に下落トレンドとなるのか?上昇相場の押し目となるのか?
の重要なポイントなるものと思われる。

日本のメディアは岸田を忖度して、取り上げないのか?不明であるが
海外メディアは明らかに今回の下げは、岸田ショックと認識していることから
金融税制に関する今後の報道には非常に敏感に反応してくるものと想定される。

100%の衆院選の勝率に関しても、いわばアノマリーであって、
先月月末アノマリーが覆されたように安心は出来ないと考えた方が無難と判断する。

過熱感が解消されつつある騰落レシオに関する考察としては、
各種移動平均線が概ね下降ぎみであることから、
本気買いをする局面とは言い難いと判断される。

ニューヨークマーケットの戻りの鈍さに注意を要する。
各種移動平均線が収斂中となっている。
雇用統計後のマーケットのプライスアクションは金曜日時点においては
小康状態となっている。
今週はニューヨークマーケットのSQとなっている。
ニューヨークマーケットは第三週がSQ週となるが、ボトムを付けに行く傾向がある。

また、米CPI、米小売売上高などの重要指標が目白押し状態となっている
こともあり、方向性を見定めてからのエントリーが無難かと考えられる。

今週の経済指標は、こちらをご参照ください。
http://www.foresightbusinessjp.com/4_1_news-today.php




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