株式レポート

先週の日経平均のマーケット情報(2020年10月18日~2021年10月22日)

日経平均のレンジ

10/18(月)10/19(火)10/20(水)10/21(木)10/22(金)
始値29,093.8229,117.2829,385.9529,152.7428,578.53
高値29,144.3329,272.4929,489.1129,220.8228,989.50
安値28,924.4029,075.3729,222.3228,688.7828,546.57
終値29,025.4629,215.5229,255.5528,708.5828,804.85
前日比-43.17+190.06+40.03-546.97+96.27


 先週の月曜日の日経平均株価は、3日ぶりに反落となるも29,000円はキープして引けた。前週末のニューヨークマーケットは、3指数揃っての上昇となっていたことで、日経平均株価もこれをキャッチアップして小高く寄り付くも、その後は、前日引け値を挟んでの上下幅約200円程度の動きに終始し、前引けは29,000円の大台を割り込んでの引けとなっていた。後場に入っては29,000円を挟んで上下幅約60円と前場よりも狭いレンジでの動きに終始し大引けは辛くも29,000円をキープしての引けとなった。この日のトピックとしては、日経平均先物はオーバーナイトで29,260円までマークしていたが、この日の現物の高値は29,144円にとどまり、改めて上値の重さを感じさせられた相場展開であった。結局25DMAが強くレジスタンスと機能した格好だ。売買代金も2兆5,295億円と3兆円を大きく割り込んだことで今回の戻りの主導が先物中心であったことが改めて裏付けられた格好だ。TOPIXもマイナスとなったが、値上がり銘柄の方が多くなっていた模様だ。

 先週の火曜日の日経平均株価は、昨日から一転反発となるも25DMAはレジスタンスとして機能した模様だ。前日のニューヨークマーケットは、NYダウとNASDAQが歪な動きをしていたが、NASDAQの動きを勝手に評価しジャンプスタートとなり、前場は29,100-29,200円付近での膠着状態となり、前引けは29,200円付近で取引を終了した。後場においては、トレーディングレンジを29,200-29,250円を中心としたレンジに切り上がっての推移となった。この日もザラ場においては、25DMAを上回る局面も見られたが、結局引けにおいて上回ることが出来なかった。この日の特徴としては、日経平均採用銘柄の騰落としては、(値上がり)<(値下がり)となっているのにも関わらず、190円の上昇となったことで、この日は値嵩株のオンパレードとなった。上位軍にはユニクロ、東京エレクトロン、ファナック、ダイキンが名を連ねた。また、TOPIXにおいても25DMAはレジスタンスとして意識されこの水準を上回って引けることはなかった。さらに売買代金においても2兆4,400億円と3兆円には届かなかった。

 先週の水曜日の日経平均株価は、2日続伸となり辛くも25DMAを上回っての引けとなった。前日のニューヨークマーケットが堅調な動きとなっていたことで、日経平均株価もギャップスタートとなるも寄り付き後は29,400円レベルでのもみ合いが続いていたが、11時を過ぎた頃から利益確定の動きに押されて、上げ幅のほとんどを吹き飛ばす展開となった。後場においても29,300円付近での鈍い動きとなり大引けにかけては上げ幅を縮小しわずか約40円高となった。TOPIXとともに25DMAを上回っての引けは評価に値するが下降する25DMAに対して、どこまで抵抗できるのかが今後の注目となる。この日のトピックとしては、アフターコロナに再び物色の矛先が向かい空運、陸運が業種別の常に顔を出した。一方で前日に賑わった海運業が値下がり率トップ業種となった。東証1部の売買代金は概算で2兆7100億円と若干は盛り上がるも3兆円には届かなかった。

 先週の木曜日の日経平均株価は、3日ぶりに大幅反落となり、見事に25DMAの洗礼を受けた展開となった。前日のニューヨークマーケットは、ニューヨークダウこそ大幅に反発となるもNASDAQ指数は反落となったことで、日経平均株価は、NASDAQ連動で小安く寄り付き前場は29,100-29,200円付近での動きでの推移となっていた。しかし後場に入って29,100円付近で推移していたが、13時を過ぎた頃から見事に25DMAの洗礼を受けることに13:07分頃に29,000円の大台を割り込んだ後は、一気に奈落の底へGoの動きとなった。13:30-14:00にかけては下げ渋りの動きを見せるも14時すぎからは再び売りに加速一時28,700円も割り込む局面も見られた。この日のトピックとしては、全業種全面安となり8割の銘柄群が値下がりとなった。中でも下げがきつかった業種としては、オイル価格の高止まりを受けて、輸送コスト増となる空運が一番値下がりがきつかった。指数ベースではマザーズ指数が2%強の下げに続き、日経平均株価、TOPIXの順となった。TOPIXは大台の2000ポイントに限りなく接近、NT倍率はタイトニングとなった。日経平均とTOPIXはともに25DMAより大幅下方乖離にて取引を終了。マザーズ指数も同様だがマザーズ指数は特に25DMAと75DMAの両方に対して大きく下方ブレイクしたことで目先のサポートラインが不在となった。東証1部の売買代金は概算で2兆4400億円と3兆円を大きく下回った。

 先週の金曜日の日経平均株価は、一転反発となった。前日のニューヨークマーケットがSP500がLHをマークする中、その他の指数はまちまちの動きとなっていたことと、OSE225の先物が28,500円付近での動きとなっていたことで、寄付きは売り先行でスタートするも28,500円を意識した動きとなり、押し目買いが入り反転上昇の動きとなった。その動きにEVER Grandeのドル建て債の利払いが行われたことのニュースに反応して若干上げ幅を拡大し、29,000円に迫る動きもみられたが、25DMAのレジスタンスは強力で28,800円台での引けとなった。この日の特長としては、日経平均ベースの騰落は値下がり銘柄の方が多いのにも関わらず上昇となったことでいかに値嵩株がリードしたかが読み取れる。また、NY倍率もワイドニングの動きをみせた。東証1部の売買代金は概算で2兆4300億円とこの日も売買代金は3兆円に届かなかった。

《今週の想定レンジ28,000円-29,000円》

今週の日経平均株価について、まずは先週の動きを振り返ると週間ベースでは、約260円の下落となり上下に髭のある陰線の出現となった。28,500-29,500円レンジで上下をともに否定した形状となっており、方向感が定まらない翌週につながる動きとはみれない。相場水準としては、25DMAと75DMAの間を動きサンドイッチ状態となっている。また、衆議院選挙のアノマリーは一旦崩壊したともみれる。相場は岸田氏に対して、明らかに“NO”といっているようにも読み取れる。25DMAの洗礼を受けたことで木曜日に大幅下落し、先週金曜日の時点においては、少なくとも28,500円を強く意識した反発が見られたが引けにかけては、上値の重さを改めて認識させられる引けとなった。一方で明るい材料としては、投資主体別動向において外国人投資家が、2週に渡っての買い越しとなっており10月の買い越し額は約9,400億円となり、9月の売り越し額を大幅に上回る状況となった。今週発表となるデータに非常に注目が集まるものと思われる。

今週の相場展望

<テクニカルポイント>
2020年5月以来の週足MACDはGDを継続中
DCをするかに思われたが、先々週の動きで
ニアミスとなる可能性が示唆されたが
引き続き継続中となっている。

先週の引けにおいて9WMAを割り込むが
13Wと26Wがサポートとして意識されている。
レベル感では28,500円レベルは
今週非常に重要なポイントになるものと思われる。

理由としては、今週末の引値で月足が確定することによる。
8月9月と2ヶ月連続で月足陽線となるも
今週は今のところ陰線となっており、月足が陽線となるためには
約29,200円以上で引けないと陰線となる。

また、TOPIXにおいては、かなり上方乖離しているが、
日経平均株価は200DMAに対してほぼオンラインでの推移となっており
現在日経平均が位置する相場水準はさまざまな以上平均線が
収斂していることもあり、これらの水準を挟んだ攻防戦が
繰り広げられることが想定される。

TOPIXは依然としてパーフェクトトレンド(日足)の中、
200DMAは8/20と10/6に接触する局面もみられたが
いずれの場合も反発して絶好の押し目買いポイントとなった。

先週は結局25DMAを巨力なレジスタンスと意識して
見事な洗礼を受ける結果となったが、一時的なテクニカル
リバウンドとなるのか?それとも引き続きレジスタンスと
して機能し相場のダウンサイドフォースとなるのかに注目される。

日足のMACDはGCの確認トレンド転換のサインを確認!
このサインは引き続き継続中となっているが、
上下の振れ幅が大きいので騙しの動きには注意が必要。

先週の注目点ポイントとして述べた
『2018年の相場に非常に類似している点を否定したチャート形状
を実現できるか?』とのコメントを行なったが、主要メディアに
も取り上げられるようになり、相場参加者が意識すればする程、
逆に押し目を作らないかもしれない。

日本メディアは、こぞって『岸田ショック』について、
岸田氏を忖度して報道しないが、グローバル投資家に
おいては周知の事実かつコンセンサスであって
外国人投資家は岸田内閣には期待はしていない

さらに自民党の過半数議席獲得が市場で議論されるようになっているが
このことに関しては、むしろ外国人投資家にとってはリスクと
考える向きもあるようだ。

先週木曜日から総裁選アノマリーになぞった意図的な買い手口が
散見されたが、早くもこのアノマリーが崩壊していることを
鑑みると衆院選の結果を見届けない限り、トレンドレスな状況が
継続するとみられ今週も引き続き25DMAと75DMAの間でのレンジ
相場となる可能性が大のように思われる。

さらに、今週は主要企業決算発表が予定されており、
マーケット需給も気がかりな点でもある。
例えば、225指数採用の安川電機はかなりのサプライズ決算で
あったのにも関わらず、決算発表前の水準をいまだに回復出来ていない。

ポジティな決算に期待を寄せる向きも少なくないが、
今は企業が発表する決算内容もさることながら、
発表後のマーケットのプライスアクションの方が
重要な時期であると言える。

ニューヨークマーケットにおいて、NYダウやSP500がLHをマークする中
日本株の連動期待も大きいが、SP500vsNKY、NY30vsNKYのインデックスは
9/20を境にいわゆる米国株の方が優位な展開すなわちOutperformな
状況に変化しており、日本株には魅力がない状況となっている。

最後に注意事項としては、中国関連のデフォルトの事象で
振り回されているが、利払い(payment)は支払われて当たり前の
ことであるがゆえ、無事に支払われたことを材料に上昇は
後付け材料に過ぎないものと判断する。

今週の経済指標は、こちらをご参照ください。
http://www.foresightbusinessjp.com/4_1_news-today.php




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