株式レポート

先週の日経平均のマーケット情報(2022年01月03日~2022年01月07日)

日経平均のレンジ

01/03(月)01/04(火)01/05(水)01/06(木)01/07(金)
始値29,098.4129,288.8029,136.7528,711.53
高値29,323.7929,388.1629,158.9528,813.09
安値28,954.5629,204.4528,487.8728,293.70
終値29,301.7929,332.1628,487.8728,478.56
前日比+510.08+30.37-844.29-9.31


 先週の火曜日の日経平均株価は、3営業日ぶりの大幅続伸となり一営業日遅れの『掉尾の一振?』となった。2022年最初に開いたニューヨークマーケットの地合いを引き継いで東京マーケットもご祝儀商いで1.77%高となり、三角持ち合いの上限にたどり着いた。日経平均採用銘柄の値嵩株はこぞって上昇となり、インデックスを釣り上げた格好だが、インデックスの上昇率としては、TOPIXに及ばなかった。また、TOPIXは三角持ち合いの収束レンジを引け値で突破したことは評価に値するが、この動きが継続するかどうかがキーポイントとなる。日経平均とTOPIXのいずれの指数も年明けのドレッシング効果がはげ落ちないことを願うばかりである。東証1部の売買代金は概算で2兆7600億円と3兆円には及ばなかったがまずまずの出来高となった。騰落面においては、74%の銘柄が値上がりとなり、短期騰落レシオも高止まりとなり約140ポイントとなった。業種別指数はパルプ紙、鉱業の2業種のみが値下がりとなった。その一方で、マザーズ指数が大幅反落となり-1.1%の下げとなった。時価総額のトップ10のうち値上がりしたのは、そうせいグループのみであった。このことからわかるように2022年は大型株優位な展開のスタートとなった。

 先週の水曜日の日経平均株価は、2日続伸となった。前日のニューヨークマーケットは、ニューヨークダウがLHを更新する中、NASDAQ指数は大幅調整と主要指数間でまちまちの動きを見せる中、日経平均株価は、前後場を通して前日引値を挟んでの動きとなり、上下約200円レンジでの動きとなった。後場のレンジに関しては、29,300-29,350円と非常に狭いレンジのもみ合い相場となった。29,300円の価格帯は、過去の相場において相当出来高ができた水準でもあり一筋縄では、ぶち抜けるレンジではない。東証1部の売買代金は概算で3兆1300億円と3兆円超えとなり、出来高は盛り上がりを見せた。日経平均株価の上昇に寄与する銘柄は様変わりとなり、ソニーを筆頭にドル高円安の恩恵銘柄のトヨタ自動車、デンソーなどの自動車関連銘柄が上位に顔を並べた。当日の騰落レシオに関しては、ほぼイーブンとなっていたが、短期騰落レシオは140ポイントオーバーとなり、25日の長期騰落レシオに関しては、2日連続の100ポイント超えとなった。一方で、対TOPIXにおいては、バリュー銘柄物色に伴いTOPIX銘柄の上昇が際立ちNT倍率も14.38倍と急速なタイトニングとなっている。さらにバリュー銘柄物色に伴いマザーズ指数が5%強の崩落状態となり、マザーズ指数時価総額上位10銘柄においては、日本アセットマーケティング以外の銘柄は全て大幅な下落となった。メルカリが5%強の下げに対して12%強の下げとなる銘柄もあった。

 先週の木曜日の日経平均株価は、3営業日ぶりの大幅崩落となり29,000円台はわずか2営業日で明け渡すこととなった。前日のニューヨークマーケットは、FOMCの議事録発表に3指数揃っての大幅反落となったこと並びに、3月にも利上げ観測浮上から金利上昇の動きが継続となり、ギャップダウンスタートなり、わずか13分後には、29,000円割れとなり、前引けまでほぼリニアな下がりとなり、28,700円付近で前場の取引を終えた。大きな三角持ち合いのレジスタンスはしっかりレジスタンスと機能したようで見事に反落となった。後場に入っても下げトレンドは継続となり13時前に28,600円割れとなり、その後は14時位まではレンジを形成するも14:30に至るまでに買い戻しの動きはほぼ終了モードとなり、大引けにかけてリニアに下げトレンドの再開となり、最後の最後にインデックス売りで〆モードとなり28,500円を割り込んでの引けとなった。この日のトピックとしては、値上がり業種はわずか2業種で保険と鉄鋼株となり、騰落に関しては、2,000銘柄超(92%)の値下がりとなり、全面安。この日下げで日経平均株価は再び収斂した移動平均の束の下へとブレイクとなった。TOPIXに関しては、2,000ポイントの大台を下回っての引けとなった。東証1部の売買代金は概算で3兆0990億円となり、3兆円は上回っての引けとなった。また、この日もマザーズ指数は5%弱の下げとなり900ポイントを大きく割り込んだ。

 先週の金曜日の日経平均株価は、結局2日続落と28,500円割れの水準での引けとなった。前日のニューヨークマーケットが3指数揃っての軟調な動きとなっていたのにも関わらず日経平均株価は前日の下げすぎの判断なのか?リバウンドのギャップスタートとなり28,700円オーバーで寄り付いた後は、28,800円付近まで上昇となり、ヨコヨコ展開となっていたが、10時前からジリジリと上げ幅を縮小し、10:52にはついにマイナス転換となり、一時は28,300円割れの水準に到達するも前引けは28,400円割れでの水準で取引を終えた。一方、後場に入っては28,400円をボトムに上限は前日引値と狭いレンジでの攻防戦となり大引け数秒前にプラス転換となるも大引けはインデックス売りに勝てず小安い引けとなった。同じくTOPIXも引け間際にプラス転換となるも結局マイナスでの引けとなった。これに対して、暴落中のマザーズ指数が、ザラ場においては、安値を更新となるも5日ぶりにプラス転換しての引けとなった。この日引け後に注目となったのは、一日遅れで発表となった外国人投資家動向で関心の多かった2021年最終週の動向であるが、2週続けての買い越しとなっていた。外国人投資家にとっては、大発会からの2連騰をすでにお見通しであったかのように思える。東証1部の売買代金は概算で3兆0120億円とこの日も3兆円を上回り、出来高はまずまずこないしていると言える。

《今週の想定レンジ28,000円-29,000円》

今週の日経平均株価について、まずは先週の動きを振り返ると週間ベースでは約310円の下落となり、陰線の形成となった。昨年9/14からのレジスタンスにまたもや叩き落とされた格好となった。その一方で下値も意外に固く、まだトレンドの形成は見受けられない。やはり外国人投資家と思わされたのは12月の最終週の動向である。まるで年初高を見透かしたかのような2週連続買い越し。買い越し額から判断する上において、買い越し額がそう大きくないことから、すでに今週の上げ局面で逃げていることが予想される。大発会の動きが本当の意味でのドレッシングとなってしまったことで、1月末までの動きに懸念が残される点でもある。円ベースでの日経平均株価は、ギリギリのポイントで耐えているように思われるが、ドルベースの日経平均株価はこの日の動きで、昨年来の安値を更新となった。MACDはDCの形成が見られた。先週の木曜日と金曜日の動きから、テクニカルリバウンドの失敗と判断するのか?それとも雇用統計及び3連休を控えての動きなのかどちらにしても今週は1月相場を占う上においても非常に重要な週となるように思われる。

今週の相場展望

<テクニカルポイント>
2022年の第1週は残念ながらの大幅陰線のスタートとなり、波乱の幕開けとなった。
これを外国人投資家は見透かしたかのように、2021年の最終週において買い越しを積み増し見事に年初の上げを掻っ攫っていった状況となっている。

先週末は週足の長期中期短期の9W,13W,26W移動平均線が収斂する中、いずれのMAをも下回っての引けとなっている。TOPIXにおいては26W移動平均線が先週はサポートとして意識されたようだが、今週はこれを維持して反発となるのか?否か?が一つ重要なポイントとして明記しておきたい。
また、今年に入って堅調に見受けられる動きとしては、米国金利の上昇に伴い、マザーズ指数に代表されるグロース株は軒並み叩き売りの洗礼状態となっている。先週末は、5日ぶりにプラスとなるも本格反転の動きとなるには、まだ、時期尚早のように思われる。米国株のNASDAQ指数においても週末の引けは、200DMAまで、1.73%乖離の水準にまで売り込まれ取引を終了している。昨年もっとも接近したのは10月4日で2.06%の乖離で反転上昇となったが、現状はこの水準よりも売り込まれており、今週はこの200DMAを試しに来るのかそれとも反転となるのか?に注目が集まるものと思われる。幸にして、日経平均株価と違う点は200DMAが現状においては、上昇中となっていることから、日経平均株価とは違い反転の要素は高いと思われるが注意すべき点に思われる。懸念点としては、日経500平均の動きで12/3の安値を先週末ザラ場ベースにおいて割り込んだ。日経平均株価では、27,500円レベルの水準となる。

日経平均株価の今週の注目すべき点は、ドルベース換算の日経平均の動きで、第1週の動きからすでに昨年来の安値水準に限りなく接近しており、大きく下がると機械的に安値を更新する可能性が非常に高いので要警戒としたい。反転となればいいのだが、今日本株を買う要素は、見つけにくい状況が続いているものと判断される。また、日経平均採用銘柄の安川電機やファストリの決算が予定されており、これらの決算を見定めてからと投資しづらい環境のようにも思われる。さらに今週は、SQが控えておりボラタイルな動きが予想される。さらに意外に見落とされているポイントとして、昨年末時点において、2,086円であった日経平均EPSは、先週末金曜日の時点において、2,040円と約46円の低下となっている。
このデータを元にPER13-15倍のレンジとして、日経平均株価を割り戻すと26,500-30,600円となり決して現状の日経平均株価の水準が”割安ではない”ことがわかる。よって現状水準からの大幅な調整はおそらく避けることは難しく、下げた局面においては、絶好の買い場と判断するが現状水準においては見送り逆に上昇するような場合(30,000円)おそらく難しいと思われるが、むしろ売りとなる。

一年において、1月のパフォーマンスは非常に重要とされる中、来週から月末にかけての動きはまさに正念場と思われる。

今週の経済指標は、こちらをご参照ください。
http://www.foresightbusinessjp.com/4_1_news-today.php




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