株式レポート

先週の日経平均のマーケット情報(2022年07月04日~2022年07月08日)

日経平均のレンジ

07/04(月)07/05(火)07/06(水)07/07(木)07/08(金)
始値26,086.7826,386.2326,190.4026,280.9426,623.85
高値26,258.8626,532.5126,298.9626,533.6526,881.75
安値25,945.8326,294.8426,051.1926,136.9926,510.53
終値26,153.8126,423.4726,107.6526,490.5326,517.19
前日比+218.19+269.66-315.82+382.88+26.66


 先週の月曜日の日経平均株価は、4日ぶりに反発となり26,000円の大台を回復しての引けとなった。前週末のニューヨークマーケットは、3指数揃っての大幅高となっていたことを受けて、反発してのスタートとなるも26,250円付近が戻りの限界点となり、10時半ばにかけては、26,000円の大台を割り込み、上げ幅のほとんどを消失したが、前引けにかけては、買戻しの動きも入り26,000円を回復して取引を終えた。後場に入っては、14時までは26,050-26,100円のレンジの動きをしていたが、大引けにかけては、買戻しの動きも入り、このレンジの幅分上方にシフトして取引を終了となった。東証プライムの売買代金は概算で約2兆4,400億円と3兆円を大幅に下回っての引けとなった。日経平均株価は上昇とはなったが、陽線のコマ形状のロウソク足となり、5DMAがしっかりとレジスタンスとして機能したようだ。また、vs TOPIXに対しては、大幅アンダーパフォームとなり、NT倍率も14倍割れの水準で引けとなった。

 先週の火曜日の日経平均株価は、2日続伸となり5DMAをクリアして取引を終えた。全く持って作られた相場展開。ニューヨークマーケットが、Independence Dayであったのにも関わらず、寄り付きから意図的なギャップスタートとなり、約10分で26,500円をマークし、10時前まではこの付近においての動きとなっていたが、前引けにかけては上げ幅を縮小する動きとなり26,300円台での引けとなった。後場に入っては、ランチタイムに先物が甘く推移していたことで、売り物ガチでのスタートとなり、13時前に26,300円を瞬間ブレイクするも、その後は原因不明な買い物にリニアな上昇となり、14時過ぎ26,400円を突破した後はヨコヨコの動きとなり、結局後場の高値付近で取引を終えた。魔の水曜日を目前にSQ値算出に絡む攻防戦が火曜日から始まった感がうかがえた。東証プライムの売買代金は概算で2兆4100億円と2兆円を大幅に上回っているように見受けられるが、大引けのクロス商いが約4,400億円相当額入っており、実質的には、2兆円割れとなっていた模様だ。日経平均株価とTOPIXはいずれも5DMAをクリアして終了したが、下落基調のMAに対する無理矢理感が明らかに見てとれる相場展開となった。

 先週の水曜日の日経平均株価は、3日ぶり反落、みごとに5DMAに打ちのめされて取引を終了した。ロングウィークエンド明けのニューヨークマーケットは、大荒れの展開となり、主要指数のいずれも取引終了にかけては、大きく上昇の動きとはなるもニューヨークダウは、戻し切れずマイナス圏で取引を終了となった。この引けのもと日経平均株価もギャップダウンスタートとなり、10時過ぎにかけては26,300円付近に戻る局面も見られたが、失速、再び反落となり26,000円をテストする動きを見せるも踏み留まりの動きとなり前場終了。後場に入っては、概ね26,100-26,150円の非常に狭いレンジの動きとなり、大引けは26,100円台での引けとなった。東証プライムの売買代金は概算で3兆0700億円と一見3兆円を上回ったかに見えるが、この日も大引けのクロス商いで約5,000億円相当入った模様だ。この日26,000円大台は意識され割り込まなかったが、5DMAがしっかりレジスタンスとして機能したことでダウンサイドリスクが再び強まった。その一方で、マザーズ指数は、米国金利のここもとの大幅低下を好感して、主要インデックスの中で唯一上昇となり、下げ止まりの兆候が見受けられた。

 先週の木曜日の日経平均株価は、前日より一転大幅反発となるも26,500円は大引けでキープできず。前日のニューヨークマーケットは3指数揃ってのプラス圏での引けであったこともあり、日経平均株価はギャップスタートとなり、前引けは、上値は思い動きとなりながらも26,300円付近での引けとなった。後場に入っては、寄り付きから一気に26,500円をブレイクアップした後は、26,400円をボトムに26,500円までの膠着状態となった。翌日にSQ値算出に絡み意味不明な動きとなり、前後場で窓まで空けての強引な相場展開が繰り広げられた。この日は5DMAがサポートとして機能し、26,500円を完全に意識した値動きとなった。東証プライムの売買代金は概算で2兆9900億円と3兆円には届かなかったが、引けのクロスで大口取引が入った模様でその額は約6,800億円相当額となった。全てはSQのために。前回のMSQはみごとに『幻のSQ』となったことで今回もこのような動きは、前回と同様な動きを類推でき、SQ値算出後の動きには要警戒だ。この日の引け後にもっとも注目されたのは、外国人投資動向で、3週連続で売越しが確認されたことならびに、6月の売越し合計額が1兆1,550億円相当額となったことが確認された。ちなみに買い手となったのは個人投資と投信と信託となった。非常に危険な傾向が確認された。

 先週の金曜日の日経平均株価は、辛くも2日続伸となり26,500円はキープとなるもSQ値を超えて引けることはなかった。前日のニューヨークマーケットは3指数揃っての大幅上昇となっていたことで、日経平均株価もギャップスタートとなり、SQ値算出後に25,600円割れの水準にまで売り込まれる動きとなったが、09:30から意味不明な買い物が入り、ジリジリと上げ幅を拡大する動きとなり、26,900円に迫る動きをみせ前引けは高値圏での引けとなった。後場は、安倍元首相が銃撃されたとのBreaking NEWSが飛び込んできて、ランチブレイク中に日経平均先物が売り込まれ、後場よりは急落スタートとなり、前場についで再び26,600円割れの水準にまで売り込まれ、その後は、26,600-26,700円のレンジでの動きとなり、大引けにかけては、さらに一段安となり、26,500円ギリギリの水準で取引を終えた。東証プライムの売買代金は概算で3兆6,000億円と3兆円を大きく上回っての引けとなった。この日も大引けクロス商いが大量に入った模様で売買代金の嵩上げとなった模様だ。この日は前引けにおいて、25DMAを上回って引けたことで、この水準が維持できるのか?否か?に注目となっていたが、安倍元首相銃撃事件がトリガーとなって大引けにかけて、上げ幅がほとんど吹き飛び安値圏での引けとなった。引け際の売り加速で、vsTOPIXに対してはアンダーパフォームしたことで、NT倍率のワイドニングに歯止めがかかった格好だ。

《今週の想定レンジ25,500円-26,900円》

今週の日経平均株価について、まずは先週の動きを振り返ると週間ベースでは、約26円の値上がりにとどまり、週足はコマ陽線となるも前々週のロウソク足に対してはらみ足形状となった。先週は、概ねの材料を週前半で折り込む展開となり、その後は戻りのターンに、金曜日の前場までは上値を試す展開が繰り広げられた。絶妙なタイミングなのかそれとも、必然的に生じたのか?襲撃事件をトリガーに25DMAがしっかりとレジスタンスとして機能してしまったようだ。幸にしてTOPIXはこの水準を上回っての引けとなり、戻り相場への期待を繋ぎ止めた格好となった。先週発表となった懸念材料としては、やはり、外国人投資家の売越し姿勢の継続の動向が気がかりだ。先週こらえた26,000円は当面は生命線とも言えるかと思われる。

今週の相場展望

<テクニカルポイント>
週足ベースでみる日経平均株価に対するコメントとしては、以前から述べているように、大きな三角持ち合いの中での動きでトレンドレスな状況が引き続き継続している。ベアマーケットラリーのスタンスに変更はない。ここもと日経平均株価の週足ベースにおいては、週間ごとに陰線と陽線が入り混じるいわゆる鯨幕相場の様相を呈している。リズムからだと今週は高く始まり、週末にかけては安くなる陰線を予言している状況だ。確かに、前週末のニューヨークマーケットは引けにかけて結局、軟調な推移となったにも関わらず、OSE先物はなぜか?26,800円と大証daily sessionのclosingに対して大幅に上方に乖離して引けている。先週の東京マーケットの現物の動きを見る上において、必ずしも海外で付けた価格に鞘寄せするとは限らないが、あまりにもかけ離れている水準であることには間違いない状況だ。また先週は特に引け商いにおけるクロス商いが非常に多く散見された。実質的な出来高増加にはなっておらず。実質的には売買代金は細っているものと思われる。非常に強力なレジスタンスが待ち構える中、出来高の増加は必要最小限の上昇の要件だ。EPSの低位安定で伸び切れておらず。外国人投資家は売越し姿勢の継続と米国マーケットにおいては、先週の雇用統計において過度な景気後退懸念したことで、今週発表予定のCPIの注目度が非常に高まるものと思われ、ニューヨークマーケットの動きを無視した日本株の動きは限定的なものとなると想定される。実際SPXvsTOPIXのパフォーマンスは、6/16を起点に反転したものと考えられ米国株の動きには注意を要するものと思われる。

今週の経済指標は、こちらをご参照ください。
http://www.foresightbusinessjp.com/4_1_news-today.php




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