株式レポート

先週の日経平均のマーケット情報(2022年07月11日~2022年07月15日)

日経平均のレンジ

07/11(月)07/12(火)07/13(水)07/14(木)07/15(金)
始値26,892.7326,701.0026,403.7926,357.3226,736.08
高値27,062.1726,718.6726,543.0726,713.0726,857.77
安値26,710.5926,278.2826,389.1026,312.7926,571.38
終値26,812.3026,336.6626,478.7726,643.3926,788.47
前日比+295.11-475.64+142.11+164.62+145.08


 先週の月曜日の日経平均株価は、参院選の結果を素直に好感し3日続伸となり、一時は27,000円回復する局面も見られた。前週末のニューヨークマーケットは、3指数まちまちの動きを見せていたが、日経平均株価は、週末に行われた参院選の自民圧勝の結果を素直に好感して、ギャップスタートとなり30分後には、27,000円に到達となるも長続きはせず、10時過ぎからは、利益確定の動きが広がり26,700円付近までの下落となり、前場引けにかけてはやや下げ幅を縮小する動きとなった。後場に入っては、前場の買い方勢の動きは、緩慢になり26,800-26,900円のレンジの膠着状態となった。東証プライムの売買代金は概算で2兆6500億円と3兆円には届かず、大引けにおいてまたも大引けのクロス商いが入った模様で実質的な商いは2兆円を少し超えたくらいのようだ。大引値において、25DMAはクリアとなるも75DAMには阻まれ、移動平均線にサンドイッチされての引けとなった。先週金曜日に50ポイントオーバーにまで跳ね上がった空売り比率も43ポイントまでの下落となったことで、参院選に絡むシュートカバーは、一日にして終了した感が伺える。その一方で短期の騰落レシオは急騰となり180オーバーの水準にまで買い進まれた。

 先週の火曜日の日経平均株価は、4日ぶりに反落となり26,500円を割り込み5DMA、25DMA双方をブレイクダウンしての引けとなった。前日のニューヨークマーケットは3指数揃っての大幅反落となっていたことで、ギャップダウンスタートとなり、その後は、いわゆる帰らぬ人となり、前場はなんとか26,300円をこらえての引けとなった。後場に入っては、26,300円に絡みつくような相場展開となり、戻ることもなく前場引けとほぼ同水準での引けとなり取引を終えた。東証プライムの売買代金は概算で2兆4500億円と2兆円は上回るもこの日も大引けのクロス商いが大量に入った模様だ。また、ドル円相場も137円の後半にまで買い進まれたことで、ドル建て日経平均株価もほぼYL付近にまで下落となった。空売り比率は再び48ポイント台へと上昇となった。日経平均のEPSは2,050円台への下落となり、前週の安値水準にまでの低下となった模様だ。日経平均株価のパフォーマンスが悪くNT倍率はタイトニングの動きを見せた。業種別平均は、水産、農林業の1業種のみが値上がりとなり、それ以外は全て下落となった。

 先週の水曜日の日経平均株価は、なぜか?反発するも26,500円は引けでキープ出来ず5DMAと25DMAがしっかりとレジスタンスとして機能し、キャップされて取引を終了した。前日のニューヨークマーケットが3指数揃っての大幅下落となっていたのにも関わらず、日経平均株価は、反発してのスタートとなり、午前10時前には26,500円をヒットするも水準をキープすることは困難で前引けは26,400円台で取引を終えた。後場に入っても買い戻しの勢いはなく26,450円を挟んでの小動きに終始し、大引けにかけてはインデックス買いも伴ってか?後場の高値圏での引けとなった。東証プライムの売買代金は概算で2兆0600億円と見せかけ状2兆円は上回ったが、大引けには大口クロスが約2,800億円相当額確認されている。騰落レシオも中途半端な水準での推移となり、すでに戻りのターンは終了しており、次の波動の前の小休止に思える相場展開となった。なんといっても出来高が異常な低水準にとどまっている。ニューヨークマーケットを無視した動きができるのも時間の問題なのかもしれない。

 先週の木曜日の日経平均株価は、前日に引き続きなぜか?続伸となり、26,500円をクリアして取引を終えた。前日のニューヨークマーケットは、3指数揃っての2日続落となっているにも関わらず、またしても、独自の動きとなった日経平均株価であった。下がるならともかく日本株を買いあげる理由など存在しない中、意味不明な動きが市場関係者のフラストレーションを招く結果となっている。1日を振り返ると、前場寄り付きは下げてのスタートとなるもすぐさま反転上昇の動きとなり、10時すぎからは仕掛け的な動きとなり押し目を作らず26,700円に限りなく接近する動きをみせ、前引けは高値圏での引けとなった。後場は寄り付きから26,700円オーバーでのスタートとなり、その後大引けまでこの水準でヨコヨコの動きをみせ、結局、前場引けとほぼ同水準での引けとなった。東証プライムの売買代金は概算で2兆2,400億円と見かけ状2兆円を上回ってはいるが、この日も引けの大口クロス商いで3,500億円相当が積み増しとなって、実質的には、2兆円割れの水準となった。大引け後に注目の集まった投資主体別動向は、外国人投資家が、4週間ぶりの買い越しとなり、その額は約4,300億円となるも、冷静に考えると前月と同じくSQ週のみ買い越しとなっており、特殊要因と考えられ、この動きが継続することは、かなりの疑問が残るものと思われる。また日経平均採用の値嵩株が集中的に買われたことで、14倍割れの水準にまでタイトニングの動きとなっていたNT倍率は大幅なワイドニングの動きとなった模様だ。

 先週の金曜日の日経平均株価は、3日続伸となり26,700円台で大引けをむかえた。前日のニューヨークマーケットは、3指数がプラスマイナスとまちまちな動きとなっていたのにも関わらず、日経平均株価だけは、この日も上昇となり3連騰となった。上昇起因をみてみると中身は最悪でユニクロの一人芝居の相場展開となり、この日の寄与度はなんと約214円となっており、日経平均も実質的にはマイナスであったことが言える。前場の動きから振替ってみると、寄付きはギャップスタートとなるも10時にかけては、上げ幅を吹き飛ばしマイナス圏へのシフトの動きが見られ、その後は、一気に反転上昇となり、前引けは結局26,800円付近で取引をおえた。後場においては、26,800円を挟んで±30円程度の膠着状態となり、大引けは前場引けとほぼ同水準での引けとなった。この日は市場関係者のだれもがこの日の動きを説明することができず。ただただ、ユニクロ効果と説明がなされていた。また、TOPIXはマイナスで引けており、当日騰落も値下がり銘柄の方が多く存在し、市場のムードは決してよいものとは言えなかった。東証プライムの売買代金は概算で2兆5,440億円と2兆円はこなすも3兆円には届かなかった。この日も大口クロスが引けに入っており、最終的な売買代金は嵩上げとなった模様だ。ユニクロのおかげでNT倍率は非常に歪みをみせ14.16倍にまでのワイドニングの動きをみせた。

《今週の想定レンジ26,500円-26,900円》

今週の日経平均株価について、まずは先週の動きを振り返ると週間ベースでは、約270円の上昇となり、コマ形状陽線の出現となった。26,000円がボトムラインとして注目されていたが、先週はからくも耐えたというのが印象であるといえる。とくに週後半はニューヨークマーケットの動きと逆行する形で、能天気なアナリストは、米国マーケットとのデカップリングを唱えるのが、うるさかったが、逆連動できるのも時間の問題と冷静に相場をみている市場参加者も少なくはなかった模様だ。先週は需給面においては、とくに外国人投資家が4週ぶりに買い越しとなっていたことが、市場の心理を明るいものとしたが、SQ算出に伴うオペレーションでのことで、この動きが継続されるのか?どうかについては、疑うむきも少なくなかったようだ。また、26WMAに果敢にトライした週でもあったが、このレジスタンスをクリアするには、ボリューム不足は明らかであるので、膠着期間が長くなれば長くなるほど、ブレイクした際には、大きな変動を伴うため、方向性を見定めての市場参加が得策であると考えられる。

今週の相場展望

<テクニカルポイント>
週足ベースでみる日経平均株価に対するコメントとしては、以前から述べているように、大きな三角持ち合いの中での動きでトレンドレスな状況が引き続き継続している。ベアマーケットラリーのスタンスに変更はない。ただ、日経平均株価の形状は、6/20からの三角持ち合いのボトムラインの切り上げは確かに観測されており、Upper-lineが27,000円となっている。6/28,7/11の両日に27,000円超えとなり、この水準をテストするのが観測された。先週末のOSE225先物の引けはレベル的には27,000円付近で終了しており、アゲアゲムードに拍車がかかり安いものと思われる。テクニカル面から言えることは、ただただ、ボリュームの増大が確認されるかどうかにかかっている。超超目先は勢いで、27,000円を突破しオーバーシュートゾーンへの動きが観測される可能性もあるが、来週の米国FOMCの行方が気になるポイントでもあることから、27,000円をall takenしたとしても、そのポイントは買い場と判断するに早計なタイミングと思われる。今週は、政策変更はないように思われるが、日銀金融政策決定会合が控えており、USD/JPYがさらにドル高円安の水準をテストするようなことになると、マーケットは大荒れ模様となりそうであるので要注意としたい。

最後に需給面においては、先週最大の注目にもなった外国人投資家動向が鍵を握っていると思われ、さらなるドル高円安が本当の意味で日本株にプラスとなるのかどうかが試されることにもなると思われる。また、リズム的には戻リのターンの週となる確率は高いが、歴代の7月のパフォーマンスとアノマリーから類推する上においては、月末に向けた下げの警戒が必要に思われる。

今週の経済指標は、こちらをご参照ください。
http://www.foresightbusinessjp.com/4_1_news-today.php




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