為替レポート

3月30日~4月03日の週

【為替の動向】
ドル/円(24時間)
03/30(月)03/31(火)04/01(水)04/02(木)04/03(金)
OPEN107.91107.83107.53107.12107.85
HIGH108.29108.73107.94108.09108.68
LOW107.12107.45106.91107.01107.79
CLOSE107.84107.51107.14107.85108.40

先週のドル円レンジ:106.91円~108.73円

3月31日 IMM通貨(円)先物動向
円:18282枚の買い越し前週比5581枚の買い越し減

 新型コロナウイルスの感染が欧州・米国他の世界中に拡大している。入国規制・人の移動規制で経済活動がほぼ停滞している。特に米国での新型コロナウイルス感染拡大(4日時点で感染者数23万9279人、死者5443人)を受けて、米国のリセッション入りの可能性が高まっている。3日、米雇用統計でも雇用者数が70万人余り減少、失業率4.4%と予想以上に悪化した。また、米シェールオイル生産減少(4月3日までの週の米国内石油掘削リグ稼働数は、前週から62基減の562基)努力にもかかわらず、ホワイティング・ペトロリアムが、米連邦破産法第11条(民事再生法に相当)の適用を申請、トランプ政権はサウジアラビア・ロシアとの原油生産調整の協調を呼びかけている。一方、ドル資金需要の再燃で、ドルインデックスも97から100.73と『ドル・クランチ』の様相を呈している。108.40円で取引を終えた。

今週の予想

今週のドル円予想レンジ:106.00円~110,00円
ピボット分析(日足ベース):106.63円~109.22円

注目点
中国のサプライチェーンの市場規模と回復のスピード
新型コロナウィルスの感染拡大。特に米国(4月3日現在24万人の感染者)
インフルエンザの死亡率との比較について、その認識の広がり
トランプ大統領の発言と今後の選挙活動の動き、米国の医療体制の脆弱さ露見
自国(米国・英国)至上主義の矛盾の表面化、第一次世界大戦の状況との比較
株式資本市場の落ち着きどころと反転のタイミング
原油市場の動向・・1バーレル20ドル台維持の場合?
レバッレジローンの行方

≪中東情勢≫
トランプ大統領の中東和平案(エルサレム問題)に対するアラブ諸国の対応
イランの動き~イラク・米国軍との軍事衝突(18日)
シリアの軍事行動とトルコの動き・・ギリシャへの避難民の移動

≪欧米・英米交渉・アジア問題≫
対EUの自動車関税(米国)及び英国の自由貿易協定(FTA)交渉の行方
英国の貿易交渉の行方と交渉期限の延長問題
北朝鮮の動向~3月1・9・21・28日ロケットの発射
対中貿易戦争の行方

 新型コロナウイルスの感染が米国に移り、感染者数が24万人を超え、死亡者数も5000人を超えている。検査機器・医療機器・マスクの奪い合いが始まった。経済活動の停滞が現実のものとなってきた。検査機器・医療機器・マスクの補充ができないまま、日本の感染者数に話題が移りつつあり、厚生労働省の情報開示・保健所の対応の拙さで医療崩壊の話まで進んだ。ワクチン開発・既存の薬(アビガン・カレトラ等)の有効性が海外で確認されたが、実用化・使用に遅れがみられる。アジア地区でのピークアウトは比較的早まる気配である、
 人の移動および物流での規制が続いており、復活が何時なのかが見通せない。世界経済のリセッション懸念に及び始め、最悪な状況を避けるために各国中央銀行の資金供給が始まった。資金の振り分けはこれからで、我が国に限らず米国・欧州においても中小企業の資金繰り対応が急がれる。本来の金融機関の役割・機能が試されようとしている。
 一方、トランプ大統領が主導する自国第一主義に対して、自国だけで済む問題ではないときに、世界に対してリーダーシップを取れない結果となった。マスクの米国人による3倍の値段での取引が報道されている。また、トランプ大統領が、オバマケアを否定した結果、その医療体制の不備が問題視され、世界最大の死亡者数になるとの報道もある。今後、感染者数、特に死亡者数の推移に注意が必要である。原油政策・医療政策の失敗が露見するであろう。
 また、サウジアラビア・ロシア・アラブ首長国連邦の増産体制による原油価格の下落は、トランプ大統領の再選を拒否する動きとみることもできる。逆オイルショックとみることもできる。リセッション懸念による株価暴落は、これを指し示す証拠かもしれない。
 一方で、トランプ大統領は新型コロナウイルスの感染拡大防止及び失業率の増加・景気悪化の原因を新型コロナ問題のすり替えについて中国に責任をすり替えようとする発言が多くなってきた。原油問題も含めすり替え戦略がどのような展開となるか注目しておこう。


今週の主な予定

6日(月)
  中国市場は清明節祝日で休場

7日(火)
  日本外貨準備高(3月)
  日本景気動向指数 速報値(2月)
  中国外貨準備高(3月)
  米消費者信用残高(2月)
  ユーロ圏財務相ビデオ会議

8日(水)
  日本機械受注(2月)
  日本国際収支(2月)
  日本企業倒産件数(3月)
  米MBA住宅ローン申請指数(3日までの週)
  米FOMC議事録(3月18日開催分)

9日(木)
  日本消費者態度指数(3月)
  日銀地域経済報告(4月)
  米生産者物価指数(3月)
  米新規失業保険申請件数(4日までの週)
  米ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値(4月)

10日(金)
  中国消費者物価指数(3月)
  中国生産者物価指数(3月)
  米消費者物価指数(3月)
  欧米市場はグッドフライデー祝日で休場
  北朝鮮最高人民会議


2020年04月06日更新


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