株式レポート

先週の日経平均のマーケット情報(2020年11月15日~2021年11月19日)

日経平均のレンジ

11/15(月)11/16(火)11/17(水)11/18(木)11/19(金)
始値29,807.3729,749.7129,906.6829,597.9329,641.05
高値29,861.8829,960.9329,909.9729,715.9529,768.54
安値29,718.2129,681.2529,623.7929,402.5729,589.19
終値29,776.8029,808.1229,688.3329,598.6629,745.87
前日比+166.83+31.32-119.79-89.67+147.21


 先週の月曜日の日経平均株価は、3日続伸となるも上値重く陰線の出現となった。前週末のニューヨークマーケットは3指数揃っての堅調な動きとなっていたことで、ギャップスタートとなり、29,850円オーバーの水準にまで買い進まれたが、やはり30,000円の大台を意識しての動きなのかこの水準から上への動きは厳しくその後は29,800円±50円程度の水準でもみ合う展開となった。後場においては水準をわずかに切り下げ29,750円付近で一進一退の動きとなり前引けとほぼ同水準での引けとなった。下値を売りたたく向きは限定的とはなるも上値を買い進む動きは見られなかった。日経平均自体は上昇となったが、騰落は値下がり銘柄の方が多く、値嵩銘柄群によってインデックスが嵩上げされた感は否めない。この日のNT倍率は拡大となった。全体の一日の騰落もほぼ拮抗しており、強弱感が非常に対立しているのが伺える相場展開となった。また、この日の東証1部の売買代金は概算で2兆6300億円と3兆円には届かずとなり、30,000円突破には、売買代金の増加が必須で年末ラリーに向けての株高には懐疑的な見方も多くあるようだ。

 先週の火曜日の日経平均株価は、辛くも4日続伸となった。前日のニューヨークマーケットは小幅安と軟調な地合いであったことで、日経平均株価も売り先行で小幅安スタートとなるも前日終値付近での膠着状態が続いていた。しかし、10:50過ぎからいかにも仕掛け的な買いが入り30,000円まであと約40円に迫る水準にまで買い進まれたが、買い物続かず失速となり前引けは29,850円レベルで取引を終了した。後場は前引けとほぼ変わらない水準で寄り付いた後は、売り物がちな動きとなり13:30にはマイナス圏にシフトし後場の安値をマークした。その後は大引けまで約50円の値幅で一進一退の動きとなり大引け間際には前日値を挟んでの攻防戦が繰り広げられ引け間際のユニクロの大口買いなどが入り、引け間際の瞬間にインデックスが飛び上がった。この日を総括するとメインインデックスの日経平均株価とTOPIXはわずかな上昇に対して、マザーズ指数が3連チャンと5連続陽線となり戻り高値を更新する勢いでの上昇となった。その一方で日経平均は値嵩株を姑息に買い上げ、インデックスの上昇を計った。その背後では25日騰落レシオが25日連続の100ポイント割れを達成となった。引け際の姑息な買いに売買代金が盛り上がったかに見えたが、東証1部の売買代金は概算で2兆7000億円と3兆円に届かずの状態が続いている。

 先週の水曜日の日経平均株価は、5日ぶりにやっと反落となった。前日のニューヨークマーケットは、3指数揃っての堅調な動きとなっていた。特にNASDAQ指数が堅調な動きとなっていたことを受けて、寄り付きは29,900円オーバーでスタートなるもわずか数分の出来事となり、力なく一気に反落し約20分後にはマイナスレンジへとシフトし、一旦29,750円付近で下げ止まりの動きを見せていたがさらに下げ幅を拡大し、この日通る5DMAの29,600円付近でやっと下げ止まりの動きを見せ、29,680円付近で前場の取引を終了した。後場に入っては29,700円を挟んだ動きに終始し戻りらしい戻りもなく、前場とほぼ同水準での引けとなった。この日の特徴としては、昨日の動きとは一転、30,000円トライの失敗が裏目に出たこともあり、寄付き以降は売り方優勢な動きとなったが、5DMAがサポートとして機能した格好だ。TOPIXに関しては残念ながらわずかに下回っての引けとなった。また、足元のドル高円安の流れが裏目に出たことによりドル建ての日経平均株価とTOPIXの双方に3羽烏の出現となってしまった。すぐ上には一目均衡表の雲も控えており、相当な買い材料でも飛び込んでくるか、一気にドル安円高に反転でもしない限り、上値トライは厳しい状況が伺える。また、東証1部の売買代金は概算で2兆7400億円と相変わらずの3兆円に届かずの状態が続いていた。

 先週の木曜日の日経平均株価は、2日続落となり5DMAを下方ブレイクとなり十字足の出現となった。前日のニューヨークマーケットは、3指数揃っての軟調な動きであったことを受けて、日経平均株価も反落スタートとなり、29,550-29,600円付近でのもみ合いの展開となっていたが、10:30すぎ頃からジリ安展開となり、29,500円を割り込む展開となり、前場は29,450円付近での引けとなった。後場に入っても14時前までは、29,450円付近でもみ合いの展開が続いていたが、14時過ぎに岸田政権が19日に発表予定の経済対策に対する内容が予想を超える予算額55.7兆円との報道に相場が急上昇となり、一時、前日比プラスのレンジにまで買い進まれた。しかし、その原資は金融課税?との声も囁かれピークアウトして反落となり、結局マイナス圏での引けとなった。この日の特徴としては、経済対策報道で14時以降は振り回される結果となったが、引けてみると、長期短期ともに騰落レシオは盛り上がらず状態が継続となっておりいづれも80ポイント台で低迷をし続けている。チャート形状も三角持ち合いの状態がかなり収斂してきており、離れまでまもなく状態となっている。東証1部の売買代金は概算で2兆8100億円と相変わらずの3兆円割れの状態が引き続き継続している。最大注目のこの日発表となった外国人の投資主体別動向は、額はそれほど大きくはなかったが、約370億円の売越しとなった模様だ。興味深かったのは個人投資家のトータルベースのサイドが外国人投資家と同じ売りサイドになったことだ。

 先週の金曜日の日経平均株価は、3日ぶりに反発となり5DMAを辛くも回復しての引けとなった。前日のニューヨークマーケットは3指数まちまちの動きとなっていたが、わずかに反発してのスタートとなり、その後は前場は前日終値から29,750円のレンジでの膠着状態となった。後場に入ってはトレーディングレンジは切り上がるも29,700-29,750円のレンジ相場となり、膠着状態が続いた。この日の特徴としては、日経平均株価とTOPIXが揃っての5DMAをクリアしての引けとなるも、長短の騰落レシオはまさに拮抗状態が続き25日騰落レシオは28日連続の100ポイント割れとなり、短期騰落レシオも引き続き90ポイント割れの水準で低位安定状態となった。業種別の騰落に関してもほぼ半々状態となった。また、先行性のある動きとなっていたマザーズ指数は大幅に反落となり、3羽烏の出現となり、終値が5DMAを下方ブレイクしての引けとなって取引を終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆9,270億円と3兆円に迫る商いとなった。

《今週の想定レンジ29,500円-30,000円》

今週の日経平均株価について、まずは先週の動きを振り返ると週間ベースでは約130円程度の値上がりとなるも十字線に近い陰線の出現となった。週間レンジは先々週よりも切り上がるもトレーディングレンジとしては、タイトニングとなり下値も固く上値が重い状態が続いた。先週は特にドル安円高が進んだこともあり、ドル建ての日経平均株価とTOPIXの形状が3羽烏の出現となり、一目均衡表の雲に突入となった。木曜日にリークされた経済対策も空振りとなり、外国人が期待する内容にはほど遠いものとなった。チャート形状だけを冷静にみると、下値切り上げ形状とはなっているが先週末の段階においては、トレンド発生にまでは至っていない状況と言える。また、ここもと先行性のある動きをしていたマザーズ指数は週末にかけて怪しいチャート形状を形成しつつあり評価には値しない。週足形状も陽線とはなるも上髭の長い形状となり、今週の動きに注目が集まるものと思われる。さらに、先週発表となった外国人動向は、売越しに転じており、マーケット関係者は今後の動向に関して非常に関心が高いものと思われる。

今週の相場展望

<テクニカルポイント>
週足MACDはGC継続中とはなっているが如何せん収斂しているので
トレンドレス状況に変化は見られない。

先週は週足としては、陰線形成となるもトレーディングレンジは
切り上がった。しかし、週末にこそ3兆円に迫る売買代金を
こなすも売買代金の低迷は継続中となっている。

これが劇的に盛り上がることがない限り力強い上への動きは
望み薄の状態が続くものと思われる。

9WMAと13WMAがDCを形成となった。

NT倍率は、先週の動きをみる限り、ヨコヨコの動きとなっており
日経平均株価or TOPIXのいずれの方が優位性があるのか判断が
難しい状況となっている。また、この背景にはアリババが決算発表後、
下落の一途をたどっており、ソフトバンクGの戻りが安定していない点
が挙げられる。

その一方でマザーズ指数の動きには特に注意を要するものと
思われる。その理由としては、日経平均株価とTOPIXが膠着感を
強める中、力強い上昇となっていたが、3羽烏が飛んだ形状が出現した
ことでレンジ離脱の動きを否定するものなのか?それとも離脱後の
調整波とみるのか?今週の動きに関心が集まるものと思われる。

先週はニューヨークマーケットはSQ週を通過となったが、
ニューヨークダウは見事に第3週の金曜日は安いアノマリーに
剃った動きとなり、週足ベースで2週連続の陰線形状となっており
今週の動き注目が集まるものと思われる。

SP500とNASDAQは堅調さが伺えるがSP500に関しては、
4,700ポイント付近でヨコヨコの動きとなってきており
週足ベースでのボリバンの+1σをキープできるようであれば
更なる上値の期待は残るが、+1σ割れには要警戒としたい。

今週度々触れたドル建て日経平均株価とTOPIXについては
引き続き注目されるポイントとなる。ここもとのドル高円安の
動きは悪いドル高円安と説明しているシンクタンク並びに
コメンテーターがいるが、昔あったドル高円安は日本株高の
時代はもうすでに終了している。

現在の世界情勢並びにエネルギー関連インデックスや指標の高止まり
から明らかにドル高円安は、日本株マーケットに対してネガティブ
インパクトであり、良いポイントは何一つない。

先週発表になった投資主体別動向からもわかるように
外国人投資家が売越しとなっており、外国人投資家があれだけ
岸田政権の政策にNOと言っているのにも関わらず、金融課税に
関することを蒸し返す点、明らかに無能なリーダーにマーケットは
改めて審判がくだるものと思われる。

来週は現在の需給を完全に先読みしている外国人投資家と
アノマリーに完全に憔悴仕切った能天気な国内勢との
戦いの相場展開を予想する。

今週の経済指標は、こちらをご参照ください。
http://www.foresightbusinessjp.com/4_1_news-today.php




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